職場近くの中学校が卒業式だった今日、駐車場に布を巻いた棒状の物が隠し置かれていて、開いてみるとそれは日の丸だったので、誰かが学校で掲揚されていた国旗を奪い取ったものと思い、「もしや、これが世に言うところの、国歌斉唱反対とか日の丸掲揚反対とか、そういう…」と、こんな地方にも断固とした主義思想的なものが存在しているのかと驚いていた私に、「いや、たぶん、卒業式のあと不良がバイクを走らせながら振り回すために持ってきたのを（校内に持ち込めないのでこっちの駐車場に）隠してるんだと思うよ」と教えられ、まだまだ私の住む地方は古き良き時代の風習を残していることを知ったわけです。
花粉症と風邪は似た症状なのに、花粉症は軽く見られすぎ、などと常日頃思っている私ですが、ここ数日風邪に苦しめられているにも関わらず、周囲はそのことに気付かず、「花粉がだいぶ飛んでるみたいだね」などと気の毒がるものの、風邪に対するように心配してくれないことに、それはそれで「風邪をひいているのに……」などと、なんだか釈然としない気持ちになり、人間というのは矛盾に満ちた生き物なのですね。
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