美容室 2005年09月28日(水)

先日書いた「今まで生きてきた中で一番変な美容室」にまた行ってみたところ、やはり変な美容室で、どうして壁にドリルが何本も飾ってあるのだろうとか、電話がかかってきても誰も出ないのは何故だろうとか、まあ先生らしい美容師さんとその助手の若い娘の計二人しかいないから手が離せずに電話に出られないこともあるんだろうとは思うものの、電話がかかってきた時、助手はモップを持って立っていただけだったような気がするけどとか、もしかしてお昼時は出ないことになっているのかとか、それよりも切り替わった留守電が業務用ではなく、一般家庭用電話機についているそのままの音声が流れていて驚いたとか、その後、また電話がかかってきた時には美容師さんが普通に出て、さっきの居留守はなんだったんだろうかとか、「お客さん、予約の時間を変えてもらってすみませんね。いや実はね、さっき説明したアレルギーの人向けのカラーリングのことでね」ってその説明は前回も聞いたなとか、「その話は前回、教えていただきました」と言わなければまたお客さんからの感謝のはがき(美容師説明)の怪しい束を見せられたのだろうなとか、「でね、どこの美容師さんもアレルギーの人へカラーリングには苦労していてね、誰も成功してないの。でも私のとこでは成功してね、実は変えてもらった時間に○○○(大手シャンプーメーカー)の人が私の話を聞きたいからって、わざわざここへ来るんですよ」って前回もその○○○の人が「私の話を聞きたいからって来るんですよ」って言ってたよなとか、突っ込みどころの多さではやはり今まで生きてきた中で一番変な美容室だという思いを深くしたが、カットはそこそこ気に入っているので次回も行こうと思うのだった。

戦うドライバー 2005年09月27日(火)

線路沿いの道がやけに渋滞しているのは、どうやら一番先頭の車が踏み切り(左折)に入れず停車し続けているのが原因で、おまけに停車位置も悪く、狭い道路を塞いでしまっているようでした。その後ろには長い車の列が出来ていて、業を煮やしたのか二番目の車の運転者がおもむろに外へ出てくると、先頭の車に近寄るなり窓を乱暴にがんがん叩き、あっちへ進め(直進)とばかりに腕を前方に振りました。踏切への左折をあきらめたというより、逃げるように速攻で直進していった先頭の車を見送りながら、路上は恐ろしいという思いを深くしたのでした。

戦うドライバー 2005年09月25日(日)

自転車に乗っていて、ふと前方の横道に停まっていた車から、やにわに運転者のおばちゃんが飛び出してきて、どうしたんだろうと驚いていると、おばちゃんは歩行者用の押しボタンを押して、転げるように車に戻っていきました。どうやら点滅式の信号から本道へ入る右折ができなかったらしく、まるで近い将来の自分を見るような気がいたしました。


映画館の思い出 2005年09月22日(木)

シネコンに押されて閉館した古い映画館には子供の頃から何度も通った思い出があり、中でも大人になって、やくざ映画を見に行った時、がらがらの館内の真ん中に座っていると、見知らぬ兄さんが座り放題なのにわざわざ隣に座り、慣れ慣れしく話しかけてき、しばらくして上着を脱いだ時、露出した肌に暗闇でもわかる刺青を確認したことがあったのも印象深い思い出ですが、その映画の記憶は全く残っていません。

映画館の思い出 2005年09月21日(水)

シネコンに押されて閉館した古い映画館には子供の頃に何度も通った思い出があり、中でも映画を見ている間中、背後から映画館にはあるまじき水っぽい奇妙な音が聞こえていて、気になってそっと振り返ってみると、おやじが袋いっぱいに詰めたスイカをむさぼり食っているのを見た時は、さすがに田舎の映画館とはいえ、驚いたものです。

履歴書 2005年09月20日(火)

書くたびに手慣れていく上に、だんだん控えめなものを積極的に、曖昧なものをはっきりと、それらはったりという名の嘘を平気で書けるようになるうちに、なんとなくそれが嘘ではないような気がしてきて、失業者生活も堂に入ったものである。

履歴書 2005年09月19日(月)

志望理由に書く「○○○に興味があり」などと、応募する企業の業種ごとに変化するので、私は幅広い興味を持っているということになるわけです。

あなたにおすすめ 2005年09月15日(木)

Amazonでエロ系漫画をチェックしたり購入したりしたせいで、「あなたにおすすめ」に大量の類似商品が並び、「お気に入り」を編集してみれば、サブジャンルとして追加されていたりするのを見ているとちょっとむなしい気持ちになってきたので、この際、哲学書や政治学、社会学などの学術書を無駄にクリックしてみたところ、それらの本にも時々「この商品に興味がある人は、こんな商品にも興味をもっています」リストにエロ系漫画や文庫が入っているのを見て、ああ、みんな人間なんだ、などと安心したものの、もしや「興味がある」つながりで、この本をクリックした私の「おすすめリスト」からエロ系漫画も、そこに追加されるのではないかという気もするのでした。

よくある話 2005年09月14日(水)

たまたまググって飛んで読んで良かったのでそのままお気に入り登録したブログが、毎日通っても更新されないこと一ヶ月、見つけた日が最後の更新だったのだろうかと思いながら未練がましく巡回し続けてさらに一ヶ月も過ぎた今日、ブクマしたページのアドレスに日にち指定が入っていたことに気づいた。

犬の唾液 2005年09月13日(火)

うちの犬どもの唾液には奇怪な匂い成分が含まれており、舐められた場所がいつまでも奇怪な匂いを放ち続けて辟易するのだが、先日より自分の体のどこからかその匂いがし、舐められたと思われる手や腕、顔を洗ってみても一向に消えず、匂いに悩まされ続けていたところ、本日テーブルの上に置いておいた私の眼鏡をなめ回している奴発見。

木星人(陽)です 2005年09月12日(月)

長年、この時期に出る細木数子の占いの本を書店で見かけるたび、「け、占いなんて」と見向きもしなかったのに、今年は手にとって、自分の星が何か調べてみて、その星の本で、来年の運命をチェックしてしまったのは、私が現在失業中だからだろうか。

適当な人 2005年09月11日(日)

夏の疲れか、食卓に並ぶ食材に何かが欠けているのか、今日の夕食時に現在一家総出で口内炎に悩んでいることが判明したが、上あごの皮が剥けて痛い上に、ぺらぺらと垂れ下がって鬱陶しいとぼやくとと、昨日まで同じ症状に悩んでいたという父が「その場合はな、息を止めて、痛みをぐっとこらえて、歯ブラシで思いっきりガシガシこするんだ」という対処法を教えてくれたが、試してみることは遠慮するという私に、実際そうやって乗り越えた父は「いやあ、血が出た、血が出た」と。

あの空の向こうに 2005年09月08日(木)

今日も車で職安へ行ってみたところ、案の定駐車場は満杯で、しかも前の道には空き待ちの車が列をなしていて、とてもじゃないが初心者には近づくことも出来ず、しょんぼり通り過ぎたものの、横道へ入ろう入ろうと思いながら入られずに直進を続け、踏切を越え、全く見知らぬ大きな道に出てしまい、右折ポイントはどこなのか、果たして元の道へ戻れるのか、いったいここはどこなのか、どこへ行くつもりなのだ私の車は、いっそこのまま。
どこまでも行こう 道はきびしくとも 口笛を吹きながら 走って行こう
どこまでも行こう 道は険しくとも 幸せが待っている あの空の向こうに



(作詞・小林亜星)

悪いことはできない 2005年09月07日(水)

父親の配達の運転手を務めると、駐停車禁止場所に「停めろ」と言われて停めることが多く、最初は初心者期間の違反は勘弁して欲しいなあと思っていたが、人間悪事には慣れるもので、今日も教習所の路上講習で「こういう所に停まる車がいるけれど、違反であるばかりか迷惑だから絶対しないように」と説明を受けたまさにその場所に停まり、お客さんの家に行っている父親を待つ間、眠気にうとうとしていた時、横を対向車が通る気配にふと目を開けてみると、あろうことか斜め後方で信号待ちしている対向車は、卒業した自動車学校の教習車であって、当然、真正面からやってきて横を通過していったので、駐停車禁止場所で堂々と停まり、さらにうたた寝までしているドライバーは丸見えというわけで、私の知っている先生ではなかったことを祈るばかりである。

台風接近中 2005年09月06日(火)

台風で被害が出るのは困るが、今日一日不機嫌な親父が「やっぱり旅行をキャンセルして良かった」と思える程度には影響があって欲しいような、複雑な気持ちでニュースを見守る。

行けない運命 2005年09月05日(月)

先月申し込んでいた万博ツアーが中止になり、再度申し込み直した日程が、
西日本(16日早朝発)―高速バス―>名古屋(昼着)
名古屋(16日夜発)―高速バス―>西日本(17日早朝着)
というもので、ねらいすましたようにあまりに危険すぎるタイミングのためしぶしぶ断念した父は、いつもより2時間早く寝室へ行き、どうやらふて寝。

適当な人たち 2005年09月03日(土)

練習がてら助手席に父親を乗せて家業のクリーニング配達の運転手をかってでている。留守をしている場合、お客さんの中には軒下や車庫や納屋に出したい服をぶらさげていることがあり、父親がそれらを回収し、できあがった服を同じ場所に引っかけて帰ることも多いのは暢気な田舎ならではだろうか。そんな中、今日行ったのは、そうして届けた服を納屋に起きっぱなしの家で、父親の説明によれば、必要になるまで家の中にしまわないので、数年にわたって起きっぱなしになっている服が天井から多数ぶら下がっているという。その適当さにも驚くが、ダニがわいているかもしれないと、何も言わずに人んちの納屋で勝手にバルサンを炊いていく父親もいかがなものか。

人員募集 2005年09月02日(金)

母親が、役場で人材の募集をしているという話を聞いてきた。なんでも、登録しておけば、自治体の各施設に人員の空きがあると斡旋してくれるという。いまどきそんな美味しい話があるものだろうか。地方とはいえ、公的機関の仕事なら、何か資格がいるのではなかろうか。と疑問が湧いたものの、母が言うには、その話を教えてくれた人の知人が何人か登録して、仕事に就いているという。とりあえず多少は期待を胸に役場へ行って訊いてみたところ、「人員募集の件でしたらシルバー窓口でお問い合わせ下さい」と言われ、母や母の知人や母の知人の知人たちの年齢を考えてみるべきだったと。

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