面相筆・モノトーン〜花びらが落ちる 2004年01月28日(水)
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花びらがみな落ち色あせ、枯れることは哀しい。
でもつくづく眺めていると違った見方もできる。
「哀しい」なんて感傷的な、人の想いで、
枯れて葉っぱもカサカサ、でも
雄しべと雌しべになんか粉がついていて、
つんと立って凛々と、
残る生命力の強さを心地よく感じ、
花弁が落ちた花もよかろうと、描いてみる。
仕事が入って途中で中断。
ミューズ・キャンバスペーパーに
筆とインクで粗取り後、
ペンでキリッとさせ、テンペラ白で補完。
色描写前段階。後は明日に。
by HPY
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ドルフィン。紙に油彩で描くということ。 2004年01月23日(金)
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ふとした縁で、イルカを描くことになった。
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紙に油彩を使っても保存上大丈夫なのか調べてみた。
出典はアートなびの画材質問箱。
それからあんぐる先生本人が書いたと思われる、
ボール紙に描かれた油彩、ロートレックの技法について。
長期保存は危険だが、使い方によっては大丈夫らしい。
ネットで検索すると、「紙に油彩」に描かれた絵の中には、
結構有名画家の名も連ねている。
「インクで下描きするとブリーチするのか?」に対する
最大の有力な答えは、自分の6年前に描いた絵だった。
今回も自分の処方が正しいかどうかは、
年月を置いて立証されるんだろうな。
しかしそれでは不安も残るので、
油彩が描けるキャンバスペーパーを買って描いてみた。
これならメーカー保証だろう。
インクのノリはデコボコあるのでちと描きづらい。
…と思ったら、インクの濃度が悪いみたい。
インク壺の中身は使っている内に蒸発して比率が変わり、
最後の方はドロドロになってしまうようだ。
時間がなく、油彩絵の具もプルシャンと白しかない有様。
でもまぁ、なんとなく触感は分かった。
当分この紙に描いてみよう。
by HPY
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絵本の序文のような 2004年01月22日(木)
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卒園対策として父母会で打ち合わせがあって、
アルバム作成で盛り上がる。
聞いているうちにどんどんイメージ湧いてきて、
文章依頼されたんだけれど、ついでに絵も描いてみる。
ペンは細すぎるし、こういうイラストって慣れてないから、
くるくる急回転に線がついていかない。
あとから面相筆で抑揚付けし、ベタ塗りしてみる。
この類の絵は丁寧に描く気があんまりなくて、
勢いだけがでればいい。
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チューリップはイメージトレーニング。
イラストチックなラフ画を描いた後、
思いつくまま言葉を羅列。
可憐な、春を告げる、
初々しい、清々しい、
幼稚な、未発達な、
柔らかい色調、繊細な、愛おしい
誕生、芽生え
寒い中凛とした、早朝、物静かな、
内に秘めた生命力。
by HPY
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最後の生き残り 2004年01月19日(月)
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週末我が家の台所を清々しく飾ってくれた、
枯れかけ持ち直したチューリップ、
ここはもうひと働きしてもらおうと、
再びアトリエに持っていく。
花が枯れるのはバイクがいけないようで、
まるで暴風雨なみなんだろう、
袋から出した途端、はらはらと皆落ちる。
しょぼくれて落ちた花びらを拾い集めつつ、
これも描けるかしらと、鬼のようなわたくし。
アトリエの人に「だって売り絵描いてるんでしょ?」
とか言われて物言いが非常に気に障る。
まぁそう思いたければどうぞって感じ。
実は思ったよりずっと楽しいんだよね。(#^_^#)
飾って貰えそうな絵を描くのって。
額装どうしようかとワクワクしちゃう。
中央向けのでかい作品描くのとまた違う楽しさ。
個人の部屋にちんまり飾れるうれしさ。
ケント紙にテンペラ・油彩。
鉛筆・ペン素描までは描きやすいけれど、
油彩を乗せるとなると、ジェッソ重層、
ツルツルに磨いた板に似てるかな。
ツルツルなのが逆に描きづらく、
次回はまた水彩紙に描こうと思う。
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新春展終わりましたぁ。
最終日当番だったので、そのとき見ればいいや、と
相変わらずぞんざいな性格のわたくし。
時間を間違え遅刻したので会場には入り損ね、
そのまま片づけの手伝いをする羽目に…。
あぁ、目の前で絵が外されていくぅ〜。
アホだね。(T_T)
授賞式に子連れで出席し、お子をあやしながら
お話などを聞いて参りました。
5日間で入場者数900人だって、うひょー。
昔銀座でやったグループ展で、
最低記録は1週間70人、最高記録は500人、
自分の個展は150人くらいなので、
やっぱこの会の動員数は見てもらえると言う意味で
非常に魅力です。
一般投票なので、力のある人よりも
一般受けする人が
入賞した…とか、知り合いが多い方が…とかなんとか、
ぼやきも聞こえて参りましたが、
そんなことは最初から分かっていること、まぁいいじゃ
ありませんか。これが一般の人が選んだ作品ならば、
一般と専門家の趣向の違い等々参考になると、
頭はフル回転している自分に気付くのです。
by HPY
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チューリップとグラデーション 2004年01月15日(木)
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休憩時間を縫って、ケントに鉛筆。
ケントは鉛筆のノリがよく、2Hぐらいが丁度いい。
教室内は暖房が効いていて、
チューリップは無惨にも開ききってしまったよ。
でも、その枯れかかったところを描きたいと
言ってくれた生徒さんのおかげで、
枯れ花にも価値を見つけることができる。
花は面白い。思ったよりずっと、
複雑な仕組み。生き物は面白い。
こちらはグラデーション見本。
ボールペンで、12段階作ってみた。
わたしの絵はどっかの色幅が足りないんだよね。
白黒見本に合わせて、他の色で
グラデーションの練習してみるのもいいかもね。
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会場がユザワヤ道向かいのビルなので、木曜日は
生徒さんや、隣の教室の先生に声をかけて見に行って
貰いました。
みんな口々に
投票しときましたよー、と。(^^ゞ
おー、組織票か票操作かー?あの機械部品の絵に
一般好感度があるとはとても思えないので苦笑。
投票は一人5点なので、まいっか。
チャリティセールの方の一枚は(柿の絵)まとまっているし、
一般好感度を得られるであろう、
部屋に飾れる絵だなぁと考えていましたが、
幸運にも欲しいと言って下さることがいらっしゃいまして。
速攻で展示会場から外され、お持ち帰りになりました。
どうもありがとうございます。
あ、機械部品より柿の方が自信作だったのに、
他の人に見せられないのはちょっと残念かなぁ。(^^ゞ
さて、気になるお値段なのですが、
値段設定をするときに、一応受付の人と相談したのです。
で、適当につけたのが最初に考えていたのと同じ値段。
ただ、「この絵なら5000円でも安いわね、
ちょっともったいないわね」と
言われたことが印象に残ってます。
フリマと同じ値段なのですが、その感覚の違いに「はぁ〜」と嘆息。
出すところで違うわね。やっぱり。
新春展 1月14日(水)〜18日(日)
千葉・津田沼駅近く、サンペデック4Fギャラリー
10:00〜18:00(最終日15:00)まで
by HPY
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ちゅっちゅちゅちゅーりっぷ 2004年01月14日(水)
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やっとチューリップ展に出す気になって、
モチーフ模索からはじめる。
時期的にちょっと遅いかもしれない。
写真を見て描くかどうか迷うが、
何せ2000種類近くあるというし、
ヘタな写真持ってきて、希少種だったりしたら
識者にはすぐばれちゃうなぁなんて思いながら、
結局ダイエーでチューリップを買った。
思ったよりずっと安くて380円。5本。
描き出すとやっぱり写真を見て描くより、
ずっと面白いや。
明日はアトリエに行けないから家に持ち帰る。
大事に抱えてバイクで帰る。
水につけて端を切り、長持ちしてくれよと願いながら、
いつのまにか愛おしい気持ちに変わっている。
生き物なんだなぁ。
絵はデータに映すと非常にしょぼいけれど。(^^ゞ
まぁ、最初はこんなものか。
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新春展 1月14日(水)〜18日(日)
千葉・津田沼駅近く、サンペデック4Fギャラリー
千葉で一番大きい?という噂のある、
絵画サークル「習美会」主催のグループ展にわたしも出品します。
来場した一般の人が投票で賞を決める、というところが少し
変わってます。投票するとなると、お客さんの見る目も熱が入ります。
出品は機械部品の絵です。
(日記・花の絵の下に機械部品の絵があります)
いや、別にわたしの絵に投票しろ、と言っているわけでは
ありません。(^^ゞ …が、気が向いたら投票してね。
チャリティセールにも一枚、柿の絵を出してみました。
10:00〜18:00(最終日15:00)まで。
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1月からデザイン変えたのですが、一部の方に
画像が見られない等不具合がありました。
どうも至らなくてすみませんでした。(_o_)
今回分は正常表示されると思うのですが、
自信はあまりない…。(-_-)
何かヘンな場合は、お手数ですがメール([email protected])
または
BBS http://www.plays.jp/bbs/hpyhpy/にてお願いします。
あ、BBSは画像貼付・アップ掲示板ですので、
絵画系の方は宣伝にもどうぞ。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
by HPY
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額装とハスの花 2004年01月06日(火)
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専用カッターでマットを切っている。
最近さすがにうまく切れるようになってきた。
厚紙のぞかせた、ダブルマットがお気に入り。
時間はかかるが、額装は楽しい。
ここに手間暇かけると、
その絵に愛着が湧くような気がする。
それにセンスも磨かれるかな。
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蓮の花を描いてみる。
夏に撮った写真。
これから色を塗るつもり。
筆とインク。
硬く攻撃的に形をえぐるペンと違い、
柔らかく移り行くグラデーション。
筆もいいな。
by HPY
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抽象的文様遊び 2004年01月05日(月)
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年末みんなで描いたライブペインティング。
その後どうするかで話し合う。
写真に撮って記録は残したし、
スペースもないので、結局処分が決まる。
それならと、わたしが貰い受ける。
一度やってみたかったのよね。
抽象的な模様のトリミング。
やりだすと思った以上に面白い!
夢中になってチョキチョキ切って、
壁に貼ったり額装してみたり。
どういう枠に入れるかで絵が蘇る。
偶然できる模様に憧れる。
最初から四角い画面では絶対できない、
切り取られた世界。
右から左へ繋がっていく。
80号、小さく見ていくといい景色がたくさんあって、
だんだん捨てるところがなくなってくる。
デザイン的な素材として使えそう。
トリミングの仕様も勉強になるなぁ。
上、わたしが切った破片を、
アトリエの人が構成したもの。
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最後に適当にばらまいた上に
虫眼鏡で覗いてみた。
中央、くっきりとピントが合うと、
周辺はぼける。
虫眼鏡の丸も面白い。
非常に楽しい年明け初作業でした。
by HPY
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販売について考える〜今年も頑張ろう 2004年01月04日(日)
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軽い気持ち、でもすごくやる気で参加したフリマ。
その動機は、画廊に来る絵画ファンではなく、
一般の人たちの反応が見たかったから。
額装したのは5枚程度。
インチ額と写真額。
一枚は新規購入。1500円くらいで買った。
他のインチ額は家にあったもの。
見たら3500円とか値段がある。
絵入りで5000円以下では売りたくないなぁ、と、
それくらいの値をつける。
ポスカもさ、写真屋に発注したから、
それなりに原価かかってるじゃん。一枚200円。
あとの水彩・素描はマットだけつけて透明袋に入れた。
まぁこれは原価100円以下だけれどさ。
気に入っているのが多かったから、
それなりに値段をつけた。
見栄えは悪くなかったと思う。
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要するに、原価に制作時間を乗せて
利益を得ようとしたのね。
でもそれは売れたらのことで。
隣の工芸の人と少し話したけれど、
もう原価すれすれで売ってるのね。
同じような即売会でも、アートフェスとはちょっと違う。
フリマや即売に慣れている人は、トークがうまくて。
それも魅力のひとつだよね。
一緒にやった人はその辺の感覚がきちんとしていたと思う。
わたしは「自分をあんまり安く値をつけちゃダメだよー」と
言ったけれど、こんな助言しなけりゃよかったと少し後悔。
安く売って、その分たくさん描いて、
どんどん上手くなって、
ニーズが増えていったらだんだん値をあげていく、
これが自然なんじゃないかな、という気持ちに変わっていく。
いつも通り「部分とかばかりで、花の絵とかはないのねぇ」
と言う感想もあり、絵のテーマとしても
まだまだ需要とはかけ離れているのを思い知らされる。
マニアックなんだよねぇ。
好きで描いている絵と、部屋に飾りたい絵のギャップ。
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相棒は制作しないけれどアート系の人間だから、
「アート系のお店で販売するのならその値段でもいいけれど、
こういうフリマでは、
お得感があるような値段じゃないと出ないよ」
と最後に助言。「自分で買うことを考えてみなよ。」
わたしはたかだか1000円の買い物だって、
ものすごーーーーーく悩み、当日買いは諦めて
後日に行くような財布の固い人間で…。
そのとき、制作者の気持ちとは別の、
購入者の一般的な感覚を忘れていたことに気付く。
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日曜、相棒と100円ショップに行き、商品をじっくり見る。
「こんなのも100円なの?」と驚きながら、
たいして必要とも思われない買い物を楽しむ。
うん、楽しかったね。それからまた考えている。
売れればいい、というものでもないけどさ。
そう、技術は安売りしてはいけない、という
気持ちも残っている。
でも需要のない技術なんて何の役にたつの?
わたしの持っている技術なんてたかがしれてる。
そうだ、うちの押入で眠るよりも、
誰かに飾って貰った方がいい…。
本当に?本当にそう思う??
例えば原価割れすれすれでも、
そこまでやる気力はある?
オークションとかバカみたいに安く売ってるよね。
浮かんでは消える自問自答。
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作品自体はじっくり見てくれた人が多かった。
この辺はシアワセ。画廊ならこれだけでもいいけれど。
画廊とは違い、一日で終わる。
体力的にはありがたい。気持ちも消耗しきっていない。
今はただ来てくれた人、わたしが設定した価格でも欲しいと
買ってくれた人への感謝と、
楽しかったなぁ、またやりたいなぁという気持ち。
今度はもう少し上手くやりたい。
途方もない夢想家から少し地に足がついてきた感じ。
どうなるかわからないけれど明日からまた、制作頑張ろう。
それから体を張って、いろんな機微をみてみたい。
by HPY
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