Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?それまでこれから


2003年02月10日(月) 頼むよテレビ朝日

あ〜あホントに終わっちゃったよ「F・B・EYE!」。放映期間わずか6週、しかもそのうち2週分は貴乃花の引退特番で番組そのものが中止になっているから、実質放送されたのはたったの4回分。

4回・・・

スポット番組じゃないんだし、こんなに早く終わるなんて無茶苦茶だ。かりそめにも連続テレビドラマだろうに・・・4回で終わる番組なんてこれ以外では「ドン・ドラキュラ」ぐらいしか知らないよ。はなからこういうスケジュールが組まれていたのかもと思ったが、内容から鑑みても完全に尻切れとんぼなので、やはり打ち切りと考えるのが妥当のようである(ちなみに「ドン・ドラキュラ」も打ち切りで放映終了)。

打ち切りの理由はおそらく視聴率の不振からなんだろうけど(というかこの理由以外考えられん)、この枠は他局で「HEY×3」や「水戸黄門」「地球ふしぎ大自然」「世界まるみえ」などの強力番組がひしめきあう時間帯だ。そもそもこんな条件下でいきなり高いアベレージを残す方が無理な話なのである。まして今回は海外ドラマ。やはり視聴者を選ぶジャンルだと思うし、すぐさま爆発的な視聴率を望むことなど出来ないのは局の人も分かっているはずだ。こういう番組は当初伸び悩んでも、あとから口コミ等でボディ・ブローのようにじわじわと人気が出てくるものである(もちろん番組そのものに地力があるならばの話だが)。それなのに、まだ人気が出るかどうかも分からない状態でスパッときっちゃうなんてあんまりな扱いだ。

視聴率が悪いから番組を打ち切る、そして場当たり的に視聴者の興味を引く番組をでっち上げる、これこそテレビをつまらなくする元凶であることは明白である。テレビ局も、スポンサーももうちょっと我慢強くなるべきだ。急いては事を仕損じる、このイニシエより伝わる優れた諺を業界の人に送りたいものである。

とりあえず、番組に登場したかわいいゴールデンレトリバーに乾杯!・・・とだけ言っておこう。


2003年02月09日(日) ナンタルチア・・・

最近読書していてとみに感じるのは著者の知識のひけらかし表現の多さ。「俺はこんなこと知ってんだぜ、すげーだろアハハ」みたいな書き手の高みに上がった発言にいちいちイライラしてしまう、無学な私でした。


2003年02月01日(土) 旧暦のお正月

だからお笑いを大層なものにしないほうがいいと何遍も(?)言ってるのに、やってしまった今日のめちゃイケ「極笑空手」。何の考えもない、オチもひねりも内容もない、最近間違った意味で使われるシュールにもなっていない一発ギャグを1時間見させれるこちら側のつらさを少しは考えてもらいたい。

芸人が悪いわけではない。あのような静まりかえった雰囲気のなかで相手を強引に笑わせたほうが勝ち、という企画そのものに無理があるのだ。一発ギャグというものは流れにそって言わなきゃちっとも面白くない。植木等が「およびでない」とギャグを開発したのは、本来自分の出番ではないのに、誤って舞台に出てきてしまったときに吐いたセリフがうけたからだ。従って植木が「およびでない」と言うのはいつも場違いな場所に出てきてしまったときであり、そういう手順を踏んでこその「およびでない」だから面白いのである。何の脈絡もなく「およびでない」といっても全然面白くないのだ。一発ギャグといえども出しどころを間違えれば芸人にとって致命傷になりかねないことは重々分かっているはずである。それなのに・・・

今回のめちゃイケはそういった「流れ」を完全に無視し、隔絶された「瞬間」の中で無理やり笑わせようとしたため、なんとも悲惨な出来となってしまった。このような空間でなんとか笑わせようとするのなら、中川家・礼二のお好み演芸系のいわゆる”ネタ”ものか、板尾のような完全シュール系に走るしかない。この2人とFUJIWARAはギリギリ体裁を保っていたが残りは見るに耐えないものばかりである。岡村も相当酷かった。ましてゴルゴが優勝だなんて悪いけどどう考えてもおかしい。一番面白かったのが「上島竜平のネタ中にタオルを放り込んだダチョウ倶楽部」だったことが如実に表しているようにやはり笑いには流れが重要なのである。


橋本繁久

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