そんなに私にやさしくしないで下さい 心が贅沢を覚えてしまいます
貴方なしで生きていけなくなりそうです 夢から目覚めるのが怖くなってしまいます
できることなら 貴方の側にずっと居続けたい 貴方の存在が消えてしまうのが 何よりも辛いことです
やさしい言葉も 暖かい手も 頬を埋める胸も 私にはもったいなさすぎます
贅沢に溺れて 貴方を見失わないように…
貴方は私に多くの力を与えてくれるわ
生きる力も 笑う力も 涙を流す力も 単調な毎日に変化をつける力も 言葉を生み出す力も たった1%の可能性にかける力も 私が欲しかった力の全て
毎日が幸せで…幸せで… こんなに幸せな気分は 私にはもったいないくらい 一生分の幸せを今、 使い切ってしまうかもしれない
でも、それでもいいの 幸せ過ぎるほどの幸せな時間(とき)を過ごして そして、またいつか… 最高に幸せな私を貴方に見てもらうの
貴方はきっと 優しく微笑んでくれるわ
貴方にも微笑んで欲しい
また、長い夢を見てしまいそう 目覚めてしまったら…消えちゃいそうです 目覚めは、いつか必ず訪れます
今度、目覚めたときには 貴方に側にいて欲しい そんな願いを持ってしまいます
長い…長い夢で終わってしまうのは とても哀しいことで、寂しいことです
どうか…夢を見させないで下さい 貴方のことは 現実であって欲しいから…
私は… 夢を見なくても 貴方の足元にかしずくため 真っ直ぐ歩いていきます
貴方の今、いる場所に辿り着いたとき すでに貴方がいなくなってたとしても…
あの日の口唇の感触が薄れていく
あの日の想い あの日の出来事 あの日の貴方の言葉
どれもこれも心に残っているけど 口唇の感触だけはなくなっていくわ
どうしたらあの感触を思い出せる?
自分の指先… そっと口唇に押し当ててみたりして… そうしたら 少しはあの感触が呼び戻せるかしら…?
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