心静かに

2001年05月26日(土) −晴れの日には−

ぽかぽか陽気の晴れの日には
近所の公園の大きな木の下
木漏れ日を浴びながら
お昼寝しようね
きっととっても気持ちいいよ

ぽかぽか陽気の晴れの日には
近所の河原の堤防を
二人手を繋いで
お散歩しようね
きっととっても楽しいよ

ぽかぽか陽気の晴れの日には
近所の大きなスーパーで
晩ご飯の材料を
買いに行くの付き合ってね
きっと今夜のご飯は美味しいよ



2001年05月25日(金) −奇跡−

もしも…
光のない世界に生まれていたら
こんな綺麗な色に出会うことはなかった

もしも…
音のない世界に生まれていたら
こんな感動を味わうことはできなかった

もしも…
言葉のない世界に生まれていたら
こんな楽しい会話をすることはできなかった

もしも…
貴方のいない世界に生まれていたら
こんな素敵な毎日を送ることはできなかった

出会えたことが奇跡ね

奇跡は毎日いっぱい起こるわ

あんなことも
こんなことも
そんなことも
全部、全部…
私に訪れた奇跡

貴方のもとにも
奇跡は毎日、訪れていますか?



2001年05月24日(木) −影−

いつも…
貴方の影を踏まないように
貴方の側に寄り添っています

貴方の進む方向が変わるたび
私の位置も変わります
貴方の右側だったり左側だったり
時には、貴方の後ろだったりもします

本当は
ずっと貴方の左側にいたいのですけど
お日さまの位置が変わってしまうので
ずっと左側に居続けることができません

夜、月あかりは弱いから
貴方の影が映し出されないはずなのに
私は貴方と少し離れたところにいます
街あかりが
貴方の四方八方を影で囲んでしまいます

夜も貴方の側にいられる
良い方法…ご存知ありませんか?



2001年05月23日(水) −糸−

切れそうな糸を大事に仕舞っておいて良かった
いつ切れてもおかしくない糸ばかり…何本も集めてたの
大事に…大事に…宝物のように仕舞っておいた
切れそうだけど、切れてはいないのだもの

やっと集めた糸を紡げる時が訪れた
紡いだ糸は決して切れることはないわ

紡いだ糸で
何を括りましょうか…?
貴方は何を括りたい?

私は糸を紡ぐだけ…
貴方に任せるわ…



2001年05月22日(火) −プロローグ−

この本を机の上に置いて
どれだけの月日が経ったことでしょう

表紙を開くのは
まだもう少し先のお話しね

中表紙はどんな色かしら…
開くのが今からとても楽しみよ
綺麗な色だといいわね

二人で一緒に表紙を開いて…
そこからが始まりね

少しずつ、少しずつ…
貴方と私で書きしたためていきましょう
エピローグのない物語を…



2001年05月21日(月) −月あかり−

月の光はやさしいね
明日も頑張れるように…って
今日のイヤなことそっと消してくれるよ

お部屋のあかりを消したらね
カーテンを開けるの
月あかりに包まれて
心地よい眠りが訪れるよ

そして朝になったら
一番最初のお日さまの光を浴びれるよ
お日さまの光は力を与えてくれるね

今度のお休み
月あかりに照らされて
二人一緒に同じ夢を見ようね



2001年05月20日(日) −ベットで−

ベットでいっぱいお話しをするの
ベットでお腹を抱えて二人で笑うの
ベットでお食事もしちゃうの
もちろん、お茶を飲んだりも…
ビデオだって見ちゃう
二人のお気に入りの曲をBGMに
キスもいっぱいしたいな

貴方が喋り疲れたら
私が昨日見た夢をお話しするわ
もし…
私が喋り疲れてしまったら…
そっと抱きしめてね

二人のスペースはベットだけ
いつか…
一日中、ベットで過ごしましょうね



2001年05月19日(土) −小箱−

小箱があっちにもこっちにも散乱
ついこの間まで
全ての小箱は蓋を閉じられたままだった

一日、一つずつ
小箱の蓋を開けるの
だから
早起きするのもちっとも苦じゃない
朝、目覚めることが楽しみなの

小箱の中には
色々なモノが入っているのね
私の知らないもの
私の触れたことのないものばかりよ
でも、蓋を開けることは
少しも怖くはないわ
全部、貴方が用意してくれた小箱だから



2001年05月18日(金) −ひなたぼっこ−

太陽の光の射す窓の下でひなたぼっこ

少し西日がかった光は
お部屋に流れ込むまだ冷たい空気から体を守ってくれるわ
猫になった気分ね
うつらうつらと眠りを誘ってくれるの
でもね、お昼寝はしないのよ

だって…
貴方に体全部を包まれているようなんですもの
眠ってしまったらもったいないわ

窓の下で
うつらうつらの
ひなたぼっこ



2001年05月16日(水) −空飛ぶ羽−

不思議なモノを拾ったの

あまりにも可愛くて綺麗な色をしてたから
思わずお家に持って帰ってきてしまったの

拾ってきたのはいいけれど
これが何かわからず不安になってしまったわ
だからチェストの上に飾っておいたの

帰ってきた貴方に飛びついて
真っ先に不思議な拾い物を見せたわ
貴方はあっさりと
「これは『空飛ぶ羽』だよ」と教えてくれた
そして、続けてこうも言ったわ
「君が着けるのは、まだ早いよ」

いつになったら
私も飛ぶことができるのかしら
早くその羽を着けて飛んでみたいわ

でも、そうね…
貴方の言うとおり
それまでは大切に飾っておくことにするわ
いつか、そのときがきたら
私に「空飛ぶ羽」を着けてね



2001年05月10日(木) −細胞−

細胞の一つ一つが
絡め捕られていくのがわかるの

皮膚も
臓器も
髪の一本でさえも

見るもの
聞くもの
触れるもの全て

ずっと望んでいたことよ
止めどない悦びで溢れているわ

呼吸(いき)ができなくなるくらい
全部、綺麗に絡め捕ってね


 < 過去  INDEX  未来 >


ふぇい [HOME]

My追加