両親の子育て方針の結果、おこづかいがとても少ない子どもだった。 なので、必要なものは両親に買ってもらった。あるいは、買い与えられていた。
おかげで服のセンスを身につけるまでには相当の時間が必要だったけれど、まあいわゆる「普通」にはなった(と思う)ので、よしとする。
三兄弟で育った私たちに、親が服等をまとめて買い与える場合、 それは特にパジャマが多かったのだけれど、 母はなんとなく各人に色を決めていたそうだ。
わたしが赤、イモウトが黄、オトウトが緑だったらしい。
小さい頃、なぜかパジャマがだいたい赤くて、赤い服が好きではなかったころの私はちょっと不満だった。 なぜだろう?とは思っても、買い与えられるものだから尋ねてみたこともなかった。
そんな買い与えられる時期はとっくにすぎ、現在に至るわけだけれども、 なんとなく無意識にパジャマはピンクを選んでしまう・・・ まあ、Qのものとの差別化、年齢的な問題、等々あるかとは思うけれど、 昔の赤いパジャマのイメージもあると思う。
・・・と、同じ理由で、タータンチェックはパジャマの柄に多かったので、 いまだに何を見てもパジャマに見えてしまうのであった。
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