いいえ、その言葉のイメージから彷彿するものでなく、 文字通りの「近い未来」ということ。
もうすっかり自分で自分の近い未来・将来を 想像できなくなって久しい。 それはおそらく……じぶんの先に広い可能性を 信じられなくなってから。 自分の近未来がほぼ現状と近い形であると推定すると、 それを想像する必要がなくなってしまうのだろう。
おそらく、数年先の自分とはこんなものだろう、という予測は 可能性の拡大というイメージではなく、 むしろ「生」の狭くなりつつある道を歩んで行く状態であって、 “想像”という言葉に値するものではない。
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最近の気に入りの本。
何度も読み返してしまう、 『家守奇譚』 荒木梨花(?)
正直なところ、作家さんが好みで手を出したものではないため、 作者のお名前がうろ覚え……(確認しなさい)。
この本は、数年前発売されたときにYahoo!Booksに紹介文が掲載されていて、 タイトルで「これは私好みに違いない」と決め付け、 メモしておいたもの。 半年前くらいに文庫落ちしていたので買いました。
そうね、うん、 こういうのが(今は)一番好き。
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