*黎明ノォト*

2006年09月24日(日) ヒデヨシ考

私の大好きなマンガに、
ますむら・ひろし氏の『アタゴオル』シリーズがある。
主人公が猫のヒデヨシだ。

そもそも私は、どうしてだかいつも
御伽噺のような風味を持つものが好きで、
こういう嗜好がどうやって形成されるのか…
それはいったい、人格の形成となんらリンクしていないものか…
と、不思議に思う。
(私は人格の基礎と嗜好とが一致していないタイプ)

『アタゴオル』シリーズには根強いファンがいるらしく、
古くから描かれているマンガなのだけれど、
文庫版が出てまで生き残っている不思議なもの。
テンポはゆるやかで、ストーリーの派手さもキャラの分り安い可愛らしさもない。
「一体誰が、どういう人がこのマンガに辿り着くのだろう…」
と不思議に思ってやまない。

試しに回りのひとに訊いてみたが、訊いた全員がますむら氏を知らなかった。
辛うじて「猫のアニメーション版・『銀河鉄道の夜』を描いた人」と云えばますむら・ひろし氏を認識してもらえるくらいだろうか。

特別、知っている人がいて欲しいわけではないのだけれど、
(知っている人が身近にいたら一度喋り倒しておしまいだなあ…)
今度劇場版アニメになるらしい。

どういう人が観に行くのか?子供か?…と思いつつ、
私はどうしようかなあとゆるゆる悩むこのごろ。


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那音 [MAIL]

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