きらきら世界

2010年10月16日(土) 魔法使いになるために


もし私がこの大きな波を越えられたなら。私は魔法使いになりたい。いつかいつか、大きな魔法を。華やかに穏やかに大きく美しく。素敵な華を咲かせたい。大きな魔法を使いたい。



私が目を見て「魔法使いになりたい」と告げたなら。きっとわらう人はいないでしょう。それくらい私は「魔法使いになりたい」。そして、なれるとおもうのです。



魔法のコトバを見つけにいこう


魔法のカケラを見つけにいこう



なんてなんてキレイなの。なんてわくわくするんだろう。キラキラ消え入りそうに光る、それはなんてまぶしいの。



魔法を受けたそのモノは、静かにだけど確実に、必ずそこにあるハズだから。だからいつも目を開き、耳を澄ますことを忘れない。感じることを拒まない。



そうしてたどり着く別世界は、誰もが憧れた夢の国。探しても探しても見つからない。ソトを探したってミツカラない。



明日はダレに出会うかな。明日は何色に光るだろう。こわくてたのしみで仕方ない。それでもイマを見逃さない。



2010年10月12日(火) ねぇ、どうしてあしがないの?


片足のない車いすの人

背の高い短髪の人

どちらも同じ、その人をぱっと見て目に残った印象。そこに何の違いもなく、悪意も善意もなく、ただそう感じただけ。


でも、それを口に出して発する場合、意識が変わってくる。「あの、片足のない車いすの人」を、「あの、背の高い短髪の人」と同じように自然に口にできるだろうか。


悪いことのような気がしてしまう。意識の奥で、それは口に出してはいけないような、そんな気持ちが生まれる。


これが、私が受けてきた「教育」。幼児教育について学んでいるときも、塾の講師のバイトをしているときも、いつも嫌な違和感が付き纏った。私は「こども」に何を教えるのだろうか、と。


「教育」を受け継ぎ、そんな意識の種を植え付けて、水をやり肥料をやり、育てていく。


「こども」が、「ねぇ、どうしてあしがないの?」と聞いたとき、保護者や周りの大人はどうするか?

「ねぇ、どうして背が高いの?」と聞いたときは?

「ねぇ、どうして背が低いの?」では?


その「差」を、敏感に感じ取り、受け取って、成長していく「こども」たち。


その反応から、上手にボーダーラインの位置を察し、自分の中にも線を引く。


きらきら輝く目が、少しくもった瞬間。







せめてこの違和感は、大切にもっていたい。



2010年10月11日(月) いつか魔法に出会えたら


ふわふわ流れに身を任せて、飛んでいきたいな。でも、できない。私は生まれてしまったから。生まれた瞬間に私は飛べなくなった。飛ばなくなった。


もう一度、飛びたいな。


さみしい夜に何を思い、誰を想ったらいいのだろう。私のココロが、居場所を求めて途方に暮れる。気持ちのいい夜なのに。


さららと風とすれ違う。誰かに届けてくれませんか?私はここにいると。私のコトバを届けて下さい。私のココロを届けて下さい。


私は魔法が大好き。一夜限りの魔法でも。永遠に続く魔法でも。さららと吹く魔法のように、いつか私も魔法使いに。


近くで見つけた魔法が1つ。さららと届けてくれませんか?



生きた 石 沼 できて

夜中まで もつとは

照るまで 休む 間もなしに



2010年10月09日(土) はじめて

はじめての日記
はじまりの日記

わくわく どきどき

はじめてってなんだか素敵。
素敵なはじまりって、とてもスキ。


いつからか、はじまりが辛くて苦しくて、でもはじまってしまう。受け入れるしかないのに、拒絶し続けた。そんな風にしか過ごせなくなっていった。素敵なはじまりを迎えられない自分は嫌い。でも、どうしようもなかった。


そんな自分をぼんやり考えながらシャワーを浴びてたら、泡が飛んできてお鼻のてっぺんに上手に乗った。

わ、やったなー!!
励ましてくれるの?
優しいね。ありがとう。うん、わかった。ばいばい、またね。



それから、晩ご飯を食べに行った。食後のケーキまで計算して、注文。デザート大好き。特に最近はケーキとパフェがスキ。今日も食後にカプチーノを飲みながら、もちろんケーキを注文。私の大好きな時間。

そんな時間を過ごしていたら、小さな男の子が「ごちそうさまー!!」って元気よく出て行った。「ありがとうございました。」と答える店員さん。あの男の子の「ごちそうさまー!!」への返事は、「ありがとうございました。」なのか・・・。それぞれがぽんぽんと浮かんで、出会うことなく消えていった。



そういえば、小人さんに出会えなかったことがある。当時の彼に会いに行く途中、木の根元に小さな穴があいてた。そのすぐ横に、小さな帽子。そのもうちょっと向こうに、どんぐりが落ちてた。
これが欲しかったのかな?びっくりさせてごめんね?私がもう少し小さかったら、お友達になれたかなぁ。もう行くから、ちょっと経ったら出ておいでよ。



あの小人さんは、どんぐり拾えたのかな?またいつか、会えるといいな。全然関係ないけど、ふっと思い出した。ということはやっぱり、全然関係ないこともないのか。少しだけ、色や温度が似ていた気がする。


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