少女短編集
目次翌日


2006年11月27日(月) 文通

筆不精の私が文通をしている。
ちゃんと続いている。おぉぉ。
なんという奇跡。

難しい私の性格に合う珍しい方なので
これからも大切にお付き合いしていきたい。

いつか会いたいなぁ。


最近、男子が不足気味。
まぁこういう時期もあっていいのかもしれないけど
人恋しい季節にこうなっちゃうのは困るよ。


2006年11月24日(金) 毎日

とりあえず。
今は忘れてしまおうって思っているのに。
その途端、今度は「忘れよう、考えるな」って焦っていた
いままでの日々。

そんなのが嘘みたいに
穏やかな毎日が過ぎていく。

今できることをのんびりやってみようか。

貴方のおかげです。
顔も知らない遠くの貴方へ。
いつか出逢う貴方へ。


2006年11月21日(火) 元彼

今日、約1年半ぶりに元彼と会った。

私は病気で入院して
精神的にいっぱいいっぱいで
一方的に別れ話をして、連絡を取らなかった。
しかも電話で。

フッたのは私のほうなのに
ずーっと心のどこかにひっかかってて
もやもやしたまんま、1年半も過ぎてしまった。

もう彼への未練が少なくなったところで
連絡してみた。
…いや、「会いたい」って思ったんだから
もう一度やり直せたらって、思ってたんだろうな。


彼はあんまり変わってなくて
1年半前に戻ったみたいに
すぐに笑えた。

でも。

彼がいきない抱きしめてきて
「ごめん」
といった後
キスされたとき

「嫌だ」
って思った。
気持ち悪かった。

私から連絡がきたから
まだ彼のことを好きだって思ったんだろうね。

でもダメだった。

昔は嬉しくて仕方なかったキスが
嫌で嫌で
「やめて」
っていっても止めてくれなくて
舌も入れられて

このままじゃお互い空しくなるだけだよ
って
彼を押して帰った。

男にあんな力があるなんて思わなかった。


帰り道、口の中が気持ち悪くて吐き気がして
もっていた水で口をゆすいだ。

新しい彼女がいるのに
無理矢理あんなことする彼は
もう前の彼じゃなかった。

彼のすることに反抗して
嫌って正直に言った私は
もう前の私じゃなかった。


1年半はやっぱり長すぎたね。



切れた糸を繋ぎ直すのは
難しかったよ。


それでも彼のこと嫌いになれない私は
馬鹿かな。
もちろん好きでもないけど。




新しい恋がしたい。
今の私が、愛する人と。
結局、過去は過去でしかない。


2006年11月17日(金) 手紙

手紙を書いた。元彼へ。
なんて未練がましいのだと思われるかもしれない。
でも我慢できなかった。抑えられなかった。
ずっと心の片隅で眠っていた気持ちを。

昨日。予備校に行って
授業の為に教室を移動したら
傍で男女が話してて。

その男の声が彼に似ていて
ただ話してたのが聞こえただけなのに
涙が出てきて、止まらなくなって
帰ってきた。

あぁそうか。
彼はまだ私の中にいたんだ。

迷った末に
勝手な自分の気持ちだけ書いた手紙を
投函した。


ごめんね、


もう一度だけ、貴方に逢いたい。


2006年11月03日(金) 幼馴染

椅子に座ってて、下に落ちたものを拾おうとしたとき
机の背もたれで頭うった…。痛い…。

幼馴染の男友達が、映画に誘ってくれた。
気にしてくれてるのかな。ちょっと嬉しいよ。
今日は行けなかったけど、次誘われたら行こうかな。


過去を消した。
日記は簡単に消せる。
でも、記憶は消えない。
それなら何も消さずに
鮮明なまま残しておいたほうがよかったのかな。


ハルチン |MAIL

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