おうち鑑賞

2005年10月29日(土) 『サボテン・ブラザーズ』をピクリとも笑わずに見た

 『サボテン・ブラザーズ』は愉快な3人組の西部劇コメディです。

 (私にとっては愉快じゃなかったんだけど)

 「おもしろい」とよく評判を小耳にはさむこの映画。

 私は全くツボにはまりませんでした。

 最初から最後まで能面状態で見ました。がんばりました(笑)









 

 

 ちび猫、あったかい〜?
 先日2度目のハーブのノミよけスポットを滴下しました。
 効果はまあまあ。今もノミ取り櫛でノミ取り実行中。



2005年10月26日(水) 『河内山宗俊』

 
 

 製作年 1936年(昭11)
 製作国 日本
 監督  山中貞雄
 出演  河原崎長十郎
      中村翫右衛門
      原節子




 【あらすじ】

 河内山宗俊(河原崎長十郎)と用心棒の金子市之丞(中村翫右衛門 )
 このヤクザな生活を送る二人にとって、心の癒しは甘酒売りの純情可憐な娘
 お浪(原節子)の存在。
 お浪は、弟の不始末から借金を抱える事になり、身売りする覚悟をする
 までに追い詰められる。お浪の苦境を知った二人は、お浪とお浪の弟を
 助けるため奔走するのだった。







 山中貞雄は1909年京都に生まれ、22歳で監督デビュー。

 1938年(昭13)召集された戦地で病に倒れ28歳の若い命を散らしたそうです。

 現存するのは、『河内山宗俊』を含む3本のフィルムしかなく

 あとの『丹下左膳餘話 百万両の壷』『人情紙風船』は『河内山宗俊』以上に

 評価の高い作品のようです。



 ずいぶん前にBSで録画したビデオで見たのですが

 かなり画質と音が悪いので見なおすことに・・・

 (オリジナル自体の保存状態が良くないらしいです)

 もう一回見てみてよかった!と心から思った程

 噛めば噛むほど味が出るスルメのような(笑)映画です。

 (ちゅーか、台詞が超聞き取りづらかったこともあり)



 アホ(←愛を込めて)な男の美学にぐっときました。

 河内山宗俊の色男っぷりと男気に惚れちゃいました。

 あぁ・・・(はぁと)


 

 



2005年10月24日(月) 『歌行灯』

 

 製作年 1943年(昭18)
 製作国 日本
 監督  成瀬巳喜男
 原作  泉鏡花
 出演  花柳章太郎
      山田五十鈴


 【あらすじ】

 能の家元である恩地源三郎の養子、恩地喜多八は巡業先の伊勢で
 謡の名手と自ら吹聴する宋山なる老人の存在を聞きつける。
 化けの皮をはがすべく宋山に辱めを与えた喜多八だったが
 宋山はその屈辱から自害してしまう。
 そのことを知った父源三郎は、喜多八を恩地家から勘当し
 今後一切謡を謡うことを禁ずるのであった。
 流浪の旅に出た喜多八は、旅の途中に宋山の娘お袖と出会い・・・





 
 主人公の喜多八(花柳章太郎)のしもぶくれっぷりが

 ガキデカとオーバーラップして仕方ありませんでした。

 知らないもんの強みで言っちゃいましたが(笑)



 構図が平面的で、すごく息苦しさというか閉塞感を感じました。

 成瀬巳喜男監督の特徴なのでしょうか?

 他の作品を見たことがないのでよく分からないのですが。



 ラストシーンの謡と舞。芸に生きる姿に心が打たれます。

 山田五十鈴が芸鼓姿がとてもかわいかったです。

 必殺仕置き人と同一人物には思えない・・(・_・)


 
 
 



2005年10月20日(木) 『キートンの探偵学入門』

 

 製作年 1924年
 製作国 米
 監督  バスター・キートン
 出演  バスター・キートン
     キャサリン・マクガイア


 
 【あらすじ】

 映写技師兼掃除夫をしながら探偵を夢見る青年が
 スクリーンに飛び込み、映画の中で名探偵シャーロックJr
 として登場し令嬢を救出する。
 現実では、着せられた時計泥棒の濡れぎぬが晴れ
 映写室まで謝りにやって来た恋人に青年はぎこちなく愛をささやく。






 
 キートンがスクリーンの中に飛び込んだ時の景色の七?変化や

 バイクのスタント、衣装の早変わり、爆弾球混じりの

 神業ビリヤード・・・などなど見所満載というかんじです。




 やっぱり現代のお笑いの中に浸って生活しているので

 気持ちの底から乗れるという意味ではドリフの方が乗れるなぁ。

 比べること自体違うとは思うけど。



 ラストシーンで、映画を真似しながら、恋人にチュッってする場面(笑)は

 とてもかわいらしかったです。

 

 



2005年10月10日(月) 猫ズのノミ取り・その後

 



 猫ズにノミを発見して以来、ノミ取りが日課になりました。
 
 ホームセンターで市販のノミ取り駆除剤を買ってみたり

 楽天市場でフロントライン(←信頼性が高い?駆除剤みたいですね)の

 購入を検討してみましたが、やっぱり薬剤の使用は抵抗感があるので

 結局、天然ハーブのスポット剤を注文しました。

 ナントカ(名前忘れた)というハーブには忌避効果があるのだそうです。



 ノミを見たのは、もん吉とたまちゃんが赤ちゃんの時以来なので

 (引き取った時ノミだらけでした。この時も櫛&シャンプーで退治)

 とにかく気色悪くてしょうがなかったのですが

 最近は、ふんふんふん〜♪と鼻歌まじりにノミ取り櫛でノミを

 取れるようになりました。人間慣れるもんですね。





2005年10月08日(土) 『鴛鴦歌合戦』☆5

 
 

 製作年 1939年(昭14)
 製作国 日本
 監督  マキノ正博
 出演  片岡 千恵蔵
      志村 喬
      市川 春代
      ディック・ミネ



 【あらすじ】

 傘貼り浪人・志村狂斎(志村喬)の娘お春(市川春代)は
 隣に住む貧乏浪人・浅井礼三郎(片岡千恵蔵)に恋している。
 しかし礼三郎はモテ男。礼三郎に近づく金持ち商家の娘や
 許婚の存在にお春はヤキモチを焼き、裏腹な態度を取ってしまう事も。
 ある日、骨董好きの狂斎はいつも通う骨董屋で殿様と出会う。
 狂斎の極めた道楽振り?に感嘆した殿様は50両の掛け軸を
 狂斎にプレゼントする。喜ぶ狂斎だったが、その掛け軸がもとで
 娘のお春を差し出せと迫られる事に・・・夜逃げも覚悟する狂斎とお春。
 礼三郎とお春の恋の行方は・・・









 何てポップで心躍る映画なんだろう!

 日本で初めての時代劇ミュージカル映画だそうで

 冒頭で殿様が「僕は若い殿様〜♪」と突如歌いながら登場。
 
 「僕はオシャレな殿様〜♪」とも歌っていました。

 もうホントこけました。女同士で口喧嘩するシーンでも

 「な、な、な、なんです、その傘をあなたは売らぬと言い張るの〜♪」

 と歌いだす。な、な、な・・・って(笑)




 やっぱり60年以上前の映画なので、役者さんの演技もそれなりに

 時代を感じさせられるところもあるのですが

 志村 喬はリアリティがあってとても自然。

 お父さん役ながらこの時はまだ30代だったそうで驚きです。
 
 
 もし気取っている自分がいるとしたら

 そんなのすぐバカバカしく思えてきます(笑)

 楽しくハッピーな映画です。

 

 



2005年10月06日(木) 『M』

 

 製作年 1931年
 制作国 独
 監督  フリッツ・ラング
 出演  ピーター・ローレ
      オットー・ベルニッケ
      グスタフ・グリュンドゲンス


 【あらすじ】

 連続幼女殺人事件の犯人割り出しに必死の警察。
 裏街道に生きる人達は、連日の警察の大々的な捜査のとばっちりを受け
 「仕事」もままならない状態に・・・ 
 これではやってられないと警察の犯人逮捕に半ば仕方なく協力する。
 そして、ついに犯人を追い詰め、模擬裁判を開き犯人を激しく糾弾する
 裏街道の住人達だったのだが・・・
 





 時を同じくして別々の場所で別々の人達の物語(?)が

 同時進行する映像の見せ方がかっこいい。

 ハッキリした主役が不在なまま物語が進んでいく所が新鮮に感じました。



 最近多発する幼児誘拐殺人事件に見る問題点を、そのまま浮き彫りに

 したような映画でした。(異常性癖者が犯罪を犯した時の刑の有り方など)

 語弊のある言い方かもしれませんが、あまりにもタイムリーで話の内容に

 古さを感じませんでした。というか、人間は同じことを繰り返してるんですね。

  



 最近見ているモノクロの映画は、BSで録画してあったものなんです。

 ずいぶんほったらかしてあったのに、カビも生えず丈夫なビデオテープでよかった(笑)



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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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