また昨日も、あっくんがうちに来た。
仕事の付き合いでお酒飲んで、酒の勢いで電話をしてきた。
まさかさすがに今日はないだろうという気持ちと、
今日も来ればいいのになぁと思っている自分がいた。
早くおいでーと言って30分後、コンビニで会って、うちに。
少し会わないだけでも、話すことはどんどん出て来る。
きっとこんな関係にならなければ話さなかったような、
あたしの学校の友達の話とか、家族の話とか、あっくんの仕事の話とか。
もちろんバイトの人の話もするんだけどね。
いつものようにお風呂にお湯はって、一緒に浸かった。
肩まで浸かって話しながら、数週間前に一緒に入ったときのことを思い出した。
あっくんとすごくマジメに自分達の関係について話して、「捨てないで」と言われたことを。
なんでこんなにお互いを必要とするようになってしまったんだろう。
あたしはあっくんの心の隙間にフィットしてしまったようだった。
昨日、いちゃいちゃしてたときに
2回も「好きだー」と言われた。
あれっ、もう言わないようになるんじゃなかったの?と思ったけれど
やっぱり好かれることは嬉しい。
だけどあたしは答えなかった。ただ、肌を合わせてた。
ここでその気持ちに応えてしまったら、この前の告白を断ったのがうやむやになる。
あっくんの肌あったかいなぁと感じながら眠りについて
今日の昼にバイバイした。
***
あたしは彼氏と会うために、デートの待ち合わせ場所へ向かいながら
あっくんからのメールとか、色んな履歴を消去。
ほんとは消したくないとも思う。
だけど消さなきゃいけないんだ。こんなことをもう4ヶ月も続けてる。
彼氏と会うと彼氏モードになって
あたしは、あっくんといるときとはまた違うあたしになる。
これが本当、これが普通。と思って。
***
こんな風に過ごしているから
寂しいと思うときにはいつも誰かに居てもらっている。
というか、最近寂しいときはあっくんに居てもらっている。
来週なんて確実に火、水→木、金→土は一緒にいる予定だし。
すごいなオイ。
家が近いカップルってぇのはこんな風になっちゃうんかね。
さすがに会いすぎではなかろーか。
でも今週だけだしね。たまたまバイトが重なったりしたせいもあるし。
いっぱい一緒にいても何しても
彼氏>あっくん、ていう構図は崩れない。
あっくんの仕事が忙しくなるまでの女として、彼を気持ちを支えるんだ。
友達が自虐行為をしていた。
過去から現在に渡って何度も。
悲しかった。
あたしの前では、元気に喋っていたのに。
悩んでいたのは知っていたのに。
でもそんな友達に、今日彼氏ができた。
あの子の心の支えになってくれればいいと、願わずにはいられない。
昨日告白された友達は、相手のことを好きな気持ちは100%ではないから
どうしようどうしようと悩んでた。
あたしはそんな友達に対して、
「告白してきた彼の気持ちも考えてあげな。
きっとすごく勇気のいることだったと思うよー」と言った。
それを言ってから、あっくんに告白されたことを思い出した。
あっくんは、あたしに彼氏がいるの分かってて、別れない事分かってて
告白してくれたんだということを。
あたし、よく考えたらとんでもないことしたな。うん。
案の定断って。
あっくん気持ち張り詰めてたもんだから男泣きをして。
あたしも泣いて。・・・って。
まあとにかく。
友達よ、幸せになっておくれ。という日記でした。
日記、あとから書き足していきます・・・。
どうしても連絡する必要があったから、あっくんにメール。
半敬語、半タメ語の入り混じった文章になってしまった。
「気が向いたら返信してくださいな」という文末にして送信したら
すぐに電話がかかってきた。
まだ告白されてから一週間経ってないのに、普通に話せるようにはなりつつあった。
だけどお互いが今何を考えているのかがわからず、嫌な沈黙が続く。
沈黙を破ったのは向こうだった。
「あのさー、・・・俺結局仕事してても、もかのこと考えちゃっててさ。会いたいなって。
もう、本能のままに行くわ。今から行きます。」
おーついに我が家に舞い戻るか、と思いながらも承諾。
そのあとうちに来て、そこからはいつもと変わらない段取り。
パスタ作ってごはん食べて、一緒にお風呂につかって、
いちゃついて、夜中に寝て、朝向こうがバイトに行く。
すべてが今までと変わらないような気がしたけれど
やっぱりあたし達の中で、少し、気持ちに変化がある。
お互い口には出さないけどね。
あたしもあっくんも、もう「好き」って言葉は口に出さないと思う。
思ってても言ってはいけないって雰囲気だ。
今日、布団の中で目覚めたときに
もうあっくんは起きてたけど、あたしが起きたことには気づいてなくて
肩が出て冷え切ってたあたしの体を抱き寄せて、腕の中に入れててくれた。
あったかくて、ずっとそうしてたくて寝たフリした。
こんな風に一緒に過ごしているのに
どうしてこの人にすべてを託すことができないのだろうか。
ぬくもりは欲しいのに、一緒にいて欲しいのに、彼氏には適わないと思ってしまう。
難しいところです。