南盤月記
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てっきり「ボジョレー・ヌーボー」と決まったものと思ってたら、「ボージョレ・ヌーボー」と表記されているのを見た。
調べてみると「ボージョレ」も「ボージョレー」もあった。 それから「ヌーボー」も「ヌーヴォー」も「ヌーヴォ」も「ヌーボ」も、あった。
どれかに揃えることはないんだろうか。 そのうち「ブロマイド←→プロマイド(マルベル堂の表記)」みたいになりゃせんかと思うのだが。
…と、ここまで書いて思い出した。 数日前、書類に「プリンタ」と書いてたのを「プリンター」と訂正されたのだった。
この件に関しては自分は間違っていないと思うのだが、どうか。
「コンピュータ」、「オペレータ」、「インジケータ」…etc。 21世紀からこっち、語尾の「ー」は退化してなくなってしまった筈なのだ。 (とはいえ、「ユーザ」とか「マスタ」の表記にはまだ若干抵抗を感じるが)
晩飯の後、一時間ほど居眠り。 起きたら小腹が空いてたので、柿を剥いて食うことにする。
包丁を使っていると、髪を乾かしていた妻が様子を見に来た。
何か云いたそうにしてたので、機先を制して「寝起きは柿だ。柿に限る」と断言した。
妻は眉をひそめて少し考えた後、「なんやそれ」と云い、自分の取り分を要求するのも忘れて部屋に引っ込んだ。
『勝った!』と思った。
ま、勝ったからと云って何になるものでもないが。
日曜市でハダカイワシの干物を買った。 高知ではヤケドという。 こちらでは冬の間に、それも少ししか出ない深海魚だ。 たぶん、全国的にも珍しい魚だと思う。
焼くと『火傷』のネーミングそのままな感じになって、なんかちょっと痛々しい。 身が柔らかく旨い魚なのだが。
2004年11月27日(土) |
ボードゲーム会やります。12/5に高知で。 |
『高知ボードゲームクラブ』 12月5日(日)に高知市朝倉ふれあいセンターにて。 20-40歳のおっさんどもが集まって電源のないゲームで終日遊びます。 「モノポリー」とか「アクワイア」とか「ピクショナリー」とか。 参加費無料。出入り自由。冷やかし歓迎。手続き不要。
***
…と、ここに書いたところで広報の用をなしてない気もするが、いちおうお知らせまで。 検索エンジンで飛んでくる場合とかあるものね。
ともあれ半年ぶりのゲーム会。 今回は後輩に仕切りを任せたので気楽な立場で参加できる。 (とはいえ、小姑みたいにいろいろうるさく云うんだろうな>自分)
僅差で敗れた「アクワイア」の雪辱もしたいし、 「アメリカ大統領予備選挙」とか時候のゲームも出したい。 1年ぶりに復帰するツレもいる。 個人的にいろいろと愉しみなゲーム会である。
2004年11月24日(水) |
新潟復興支援麻雀大会(場所は高知市) |
12月19日(日)の午後1時から高知市本町の「南南」という雀荘で 「新潟復興支援麻雀大会」と題してチャリティーの麻雀大会をします。
ルールはアリアリの4人麻雀。レートは点5(ただし順位ウマあり)。 4回半荘やって、トータルの負け分を新潟県に寄付します。 参加費は無料です。ただし賞品もなし。 要するに勝てばチャラ、負ければ現金ということです。
まァ、何にも無しはさびしいので順位認定証くらいは出すつもりです。 これも参加者はたった16人で、優勝してもそんなに名誉なことではないかもしれませんが、 友達やヨメさんに自慢するくらいはできるでしょう。
お近くで興味のある方はぜひご参加ください。 飛び入りの場合、応募多数で参加できない場合もありますので(なにぶん定員枠が小さいので)、 いちおう事前にご連絡をいただければ幸いです。
冷蔵ピザの袋に脱酸素剤が入っていた。 置いておくと発熱した。
鉄粉を酸化させることで容器のなかの酸素を抜くものらしい。 カイロと同じ原理だ。目的は違うけれども。
せっかく出てる熱がもったいないので、妻の頬にくっつけてみた。
怒られた。
更衣室に入ろうとしたとき、急に呼び止められたので振り返ろうとして袖をドアノブに引っかけてしまい、そのはずみに引いたドアの角を眉間にぶつけてしまったという次第。 割に強く打ったらしく、しばらく血が止まらなかった。
臨職の女の子に「ブッチャーの後を継ぐぜ」と云ったが、「誰、それ?」と返されてしまった。
2004年11月21日(日) |
新しい電報のアイディア |
今日もイベント会場で餅売り。 ウチのテントの前にNTTのブースがあって、キャラクターを絡めた電報の宣伝をしてた。
電報を打つと、ミッキーマウスとかクマのプーさんの人形がついてくるというもの。自分も結婚したときに貰ったことがある。 祝電だけでなく、クリスマスとか誕生日とかでも電報を打たせようという企画らしい。 しかしこの企画、需要を「掘り起こす」のでなく「作り出そう」としているという点で、やや厳しいと思ったり。
で、餅を売りながら同僚と話す。
(野中)「自分なら、プーさんの着ぐるみ着て、披露宴会場に祝電を持っていくくらいのことはするね」 (同僚)「それだと1件で最低5000円くらい取らないと合わないね」 (野中)「んー、まぁ、でも5000円ならいいかもな。余興がわりにもなるし」 (同僚)「そーね。でもプーさんじゃイマイチと違うか?」 (野中)「縁起物ということでイセエビの着ぐるみならどうだろう。こー脚がわしゃわしゃ動くの」 (同僚)「怖いよ。それ以前に着ぐるみとかNTTじゃムリ」 (野中)「クリスマスにミニスカのサンタが…」 (同僚)「コスプレでも一緒や。つーか、それ、業種が違うやろ」
…と、ロクでもない話になる。 ま、だいたい、他所の企画に因縁つけて、下ネタにまでせにゃならんいわれもない。 休日出勤で知らないうちにストレスが溜まっていたのかもしれない。
イベントで餅を売って一日が暮れる。 1パック3個入りで200円の餡餅。 安いこともあって飛ぶように売れた。 最終的には20万円を売り上げた。
休憩時間に会場の片隅で中古エンジンが並んでいるのを見た。 同好会の展示だそうだ。 古い型のエンジンが十台ほど。 船に積まれてたのとか、製材用とか、農用とか、いろいろあった。
何台かは爆音を発して景気よく回っていた。 しかし、そのエンジンは何かに繋がれるでもなくただ回っているだけだった。 回すこと以外に目的がないあたりが何ともマニアっぽい。
骨董と模型の両方を兼ねたような趣味なのだろう。
2004年11月19日(金) |
父になったときのカレーは…。 |
「子育てで何が大変といって、メシを子供の舌に合わせにゃならんのがつらかったのぅ」という先輩の意見。
「そんなもんスか?」と聞くと― 「ここ6年、家で食うカレーは全部バーモント。しかも甘口じゃ」という答えだった。
…確かにつらいかもしれん。
2004年11月18日(木) |
親父とゴジラを観たこと |
所用で実家に帰ったら、親父がBSで『ゴジラ』を観てた。 一緒になって観た。
親父は知っている俳優が出るたびに名前を云った。 金子信雄とか、小沢栄太郎とか。
自分は特撮の話をした。 新宿の街並みにあわせてゴジラの身長を高くしたこととか。 尻尾はワイヤーで吊って動かしてることとか。
映画が終わったあと、梨を食いながら小一時間くらい雑談して帰宅した。
JAの直販店にて『シカクマメ』なる豆を購入。 大きさは10センチくらい。形はごらんのとおり。
塩茹でにしたあと細く切って、鰹節と醤油でいただいてみた。 食味はサヤマメに似た感じだが、若干の苦味はあるように思う。 味噌和えとか炒めても良いかもしれない。
ひさしぶりに会った同期に「野中さん、太りましたね、これから冬ごもりでもするみたいですよ」と云われたが、 ショックを受けるよりも先に『よっしゃ、そのネタいただき!』と思う自分を発見。
ま、『太った』と云われるのに慣れちゃ、お終いですな。
仕事で損害保険をかけた。レクリエーション保険とかいうの。 20名の団体で1000円。つまり1人あたり50円。
死亡時補償は1000万円。 競馬風に云えば20万倍の配当である。
自分がかけた保険のタイプは「みかん狩り」。 みかん狩りで人が死ぬ確率は、たぶん20万分の1よりずっと低いと思うけども。
対象となるリクリエーションのリストには「綱引き」というのがあった。 配当は同じ20万倍だったけど、刈和野の大綱引きとかでも受けてくれるのかしらん。
ちなみに「だんじり」とか「山笠」とかいうのはなかった。
今日は実家に帰っていた。 庭先に蛙がいたので、妻の手に乗せて写真を撮ってみた。
「イボが出たりせん?」と訊く妻は、それでも獣医師である。 ちなみにアマガエルの体表には弱いフグ毒があるが、触れるくらいならどうということはない。
もう11月も半ばだというのにちゃんと活動していた。 変温動物のくせになかなかに豪いやつだ。
2004年11月11日(木) |
はたらきもののこびとのうた |
残業で遅くなったので今日は一曲だけ歌って寝ることにする。
ざんぎょー♪ ざんぎょー♪ しっごーとが好きー♪
…日付が変わる頃にはこんなネタも出るようになるんだってば。
ポン菓子を買ってくる。マカロニのやつ。 ポン菓子と云えば米だけとか米とマカロニを混合としたものが多いが、これはマカロニだけ。 素敵だ。マグロで云えばトロだけ選ったようなものだ。
少し湿気っていたので、小皿に盛ってレンジで暖める。 熱で溶けた砂糖が香ばしく、大変良い具合である。 素朴な甘味を堪能する。
後片付け。 小皿の底に水飴状になった砂糖がついている。 水につけて擦ったとき、指先に痛みが走る。 見ると小さい茶色のトゲのようなものが刺さっている。
溶けた砂糖が水で冷やされて固まったものだった。 みなさんもポン菓子を食べるときはトゲに注意されたい。
2004年11月09日(火) |
遺失物のごくプライベートな部分 |
警察から職場に電話がかかる。 自分の携帯電話が遺失物としてあがったという。 そう云えば今朝方から見当たらないなぁと思っていた。
警察へ行く。 拾い主は名乗らず帰っていったとのこと。 落し物係の担当者氏に礼を云って帰る。
担当者氏は連絡先を調べるためにアドレス帳を見たと云っていた。 それはそれで必要なことだから文句を云う筋合いのものではないが、 友人の名前をあだ名で登録しているのを見られたのは痛恨。 このアドレス帳だけは妻にも見せたことがない超プライベートだったのだが…。
きのうの銀行前のパトカーの件。 朝刊にも夕刊にも何も出なかった。 テレビのローカルニュースでも何もやってなかった。 単なるイタズラだったのかもしれない。 お騒がせして申し訳ない。m(_ _)m
郊外のブックオフからの帰り道。夜の10時過ぎくらい。 銀行の前にパトカー2台が止まっているのを見かけた。 回転灯が店のシャッターを赤く照らしていた。
とっさにテレビの特番を思い出す。 「24時」とか「緊急」とか「密着取材」とかいうやつ。
・・・銀行襲撃かい。物騒やなァ。
検問がなかったことを思うと、おそらく未遂に終わったのだと思う。 ヤジ馬もほとんどいなかったし。
家に着くまで運転しながら考える。 もし銀行襲撃未遂だとしたら、明日の朝刊に載るだろう。 犯人がその記事を読んだら、どんなふうに思うのだろう。 悔しがるだろうか。それともほっとするだろうか。
2004年11月07日(日) |
競馬に負けたので殊勝なことを云ってみる。 |
ひさびさに競馬の場外馬券売り場へ行った。 で、ここではちょっと云うのを憚るくらいの金額を負けた。
まぁ、博打だからこういうこともたまにあるのだけれど、少しだけ反省したのは『家庭を持った以上、たとえ自分の小遣いでも好きに遣っても構わないという話にはならない』という当たり前と云えば当たり前のこと。
競馬をやめたくはないし、その必要もないとは思っているが、やり方は少し変えなければならないかもしれない。 もはや『旅打ち』とか『ボーナス丸ごと』とかは死ぬまでできないのだろう。 その点が少しだけ残念。
博打というものは、やはり「ハイリスク・ハイリターン」が醍醐味に違いないのだから。
※競馬ファン向けの説明 ・サムライハートのデビュー戦をスイチで張ったあげくヒモを外しました。 ・10点買いで830円の3連複を取って、一瞬ヌカ喜びしました。 ・福島のハンデ戦に4ケタのお金を賭けてタテ抜けをくらいました。 ・ファンタジーSをライラプスの単から流して抜けました。
…反省しろ>自分
「白和えに似たもの」をつくった。
布巾が少し汚れていたので、水切りの工程を飛ばしてやってみた。 丼に豆腐と千切りにした柿とブチ込んでミリンと味噌とすりゴマで味付け。 スプーンでうりゃうりゃと混ぜて出来上がり。
野中「んー、水っぽいが、思ったほど不味くはないな」 妻 「最初から不味いと思ってるよーなものを食わせんな」
なるほど一理ある。 たしかに自分で不味いと思ってるものを人に食わせるものではない。
だが、自分としては、『もしかしたら不味くなるかもしれないけれど、たぶんそこそこ美味いものができるだろう』というつもりで作ったのであって、決して『不味くなる』と思って作ってたわけではない。
そういうことを伝えたかったのだが、そのときはうまく云えなかった。 まぁ、今となっては後の祭りだ。
唐突に華岡青洲の話を思い出す。 世界で最初に全身麻酔を成功させた医者。 この人は自分の妻で麻酔薬の試験をしたが、そのときの気持ちをうまく説明できただろうか。
うっかり― 「んー、危ないかと思ったが、案外うまくいったな」 とか云って、妻を怒らせたりしなかっただろうか。
ちょっとしたスクープ映像。 ある意味、UMAって云って良いかも。
職場の先輩、ゆうこさん(仮名)からの頂きもの。 携帯電話のカメラで撮ったせいか、画質がイマイチ。
2004年11月02日(火) |
胃カメラ/スイゾー先生 |
はじめて人間ドックというものに行ってきた。 他は何ということもなかったが、胃カメラだけは…。(泣)
「何人たりとも胃カメラの前では強者たりえない」
担当の医師の名誉のために云っておくが、これでもたぶん手際よくやったほうなんだと思う。途中どこにも引っかかることなく、2分くらいで済ませてしまったのだから。
でも、やられる方にとってはそのわずか2分が地獄。 麻酔も効いてるんだが、食道だか胃だかが痙攣してえらく苦しい。 胃カメラだけはもう二度とやらねえ、と思ったことだ。
余談だが、ここで検診を受けた前の職場の人間8人が全員、膵臓の異常を指摘されていた。
今回、自分も指摘された。 「検査の数値は基準値以内だが、それでも異常の兆候があるので注意してください」という。 単なる偶然の可能性もあるが、もしかして…「スイゾー先生」?
あ、肝臓もちっといかんらしいが、まだまだ許容範囲との由。 まだしばらく『秘密のカレー生活(cf.04/10/22)』を続けて良いということらしい。
…駄ジャレ、スマヌ。思いついたら書かずにはいられなかった。
NHKに行って「新潟復興支援麻雀」の収益金を納入。 仮領収書ってのを貰う。
野中
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