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2008年08月08日(金) |
思いやりと感謝の作業。 |
昨晩、仕事で深夜1時すぎに帰宅してから、お弁当に持って行くショウガ焼を作り始め、ネットを徘徊してたらあっという間に4時。起きれるか不安だったので、3回10分置きに鳴るようにセットしている携帯の目覚ましアラーム音を、普段の心地よく目覚め系の“着うた”ではなく、ピコピコ感の激しいperfumeの64和音着メロ、を最大音量設定に。いつも乗る電車より2本あとの電車になってしまったけれど、ドーパミン効果で脳内シャッキリです。
そんなわけで、ちょっぴり今朝は遅れ気味の出社。
汗をたらしながらフロアの入り口でタイムカードを押そうとしている時、3ヶ月前に入社したばかりの、私の1歳下の男性(阿部サダヲ似と周囲から言われている)が、チーム内のデスクを拭いている姿が見えた。机拭きはやらなくて良いと伝えてあったのだけれど、私の机も丁寧に拭いてくれているのを見て、なんだか妙に切ない気持ちになってしまった私でした。 ※恋ではないです。
入社したばかりの頃、朝は20分くらい早く来て、それぞれのチームの人たちの机を拭き、上司にお茶を出すというのが新人の女性の基本。これはあくまでも女性のみの仕事で。忘れたりすると先輩にキツく怒られて、繰り返し叩き込まれてきた。
それから10年。机拭きやお茶くみ=別に差別とまでは思わないけれど、そんな前近代的な慣習は今でも続いていて、(単に私の下に女性社員が入ってこないからというのもあるのだけれど)チーム内の机拭きなどは自分の仕事として続けてきた。
でも、今から5年ほど前。体調を崩してしまって、朝も規則的に起きることができず、出社も始業時刻ギリギリ。精神的にもギリギリに追いつめられてて、机拭きが何日もできずにいた時があったのだけれど、その時同じチームのある男性に(年齢は上だけど、勤続では私が先輩)キツイ言葉を言われた。この話前にもいつだったか日記に書いたっけな?
「どうして机を拭くっていう簡単なことすらできないの?他の女子社員は、その他の点でもいろいろと気を利かせてやってるのに、女性として恥ずかしくはないんですか?」的な。
少しばかり打たれ強くなった自分がいるのは、その人のおかげでもあるけれど、その時は本当に悔しくて悔しくて。その他にも色々と自分の欠けている部分を突き付けられて自己嫌悪に陥って、今でも思い出すと胸がギュッって締め付けられる程、あの当時は苦しかったな。
実は、その人(最後まで天敵だったなぁ)が退社をして、変わりに入社してきたのがサダヲ似新人さん。
拭いてくれてありがとうとお礼を言ったら、「いえいえ、いつも拭いて貰っているのでたまには・・・。いつもすみません本当なら僕がやるべきなのに」と笑顔で答えてくれたことが、なんだか無性に嬉しかった。そんな風に思ってくれただけで。
机拭きもお茶も、長いこと“単なる作業”としてしか思っていなかった気がするけれど、思いやりや日頃の感謝の気持ちを、もう1度確認して忘れずに過ごしていきたいなぁと思った、朝でした。
今日はついにオリンピック開会式だ〜。楽しみ!総合演出を手がける映画監督のチャン・イーモウさんの作品が、私は大好きなので、どんな素敵な演出になるのかなぁって期待しまくりんです。 リアルタイムで見られないのは残念だけど、ちゃんと録画予約してきました。ワイワイワイー。
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