走ったら谷底へ〜走・ら・谷〜
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2006年03月31日(金) 君の御陰はひみつ

いよいよ今日で職場を離れることになりました。
…終電あがり。

名残惜しみすぎだろうがっ!


冗談じゃないですよ。引き継ごうと思ったら引き継がれる人が引き継ぐ人の退職前に辞めるってアンタ。急遽引き継ぎなんて言ってられなくなって。
片づけ片づけ、今に至った。イベントでもないのに終電。

最後のお見送りは同級生の男の子でした。
どこの職場もそうなんだろうけど、なんとなく女子が転職までしてのし上がっていく雰囲気はやはり出してはいけないもんで。
だからやはり同級生の男の子ってのは、そんなむき出し感でも問題なく話せる決して多くはない人間の一人になるわけです。

…ホンワカ男女ムードではなかった方の同級生。
最終日になって初めてそんな話したんだけどな。

「やっぱそのうち辞めるつもりなの?」
「一通り吸収したら辞めるね」
…ほう。やはり君もか。折角正職員で迎えた彼にもそんな若人的感覚で働かれてはちょっとこの職場も居たたまれない。

「そういえば、いつ頃から辞めるつもりだった?」
…訊かれてしまいました。
「まぁ、1年経っても正職員にはならなかったからかな」
…言えません。
…言えません。
言えませんよ。
…君が来ることになったからだよ。
だ、なんて。

彼自身が原因ではないものの、それはきっと伝わるにしても、言っちゃいけないことくらいはわかる27歳。

でも御陰で他社での正社員の道が拓けたわけだ。都内まで、飲みにおいで。


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hasiratani [MAIL]

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