新譜2枚 - 2003年02月26日(水) いやー久し振り!(って誰に言ってんだか) すっかりご無沙汰してしまいました。 14日以来か。あれからライブにも行かずおとなしくしていました。 ボーリングには行きました。月1回のペースで行ってます。 今日は休み。ちょっと近場に出かけて新譜を2枚買って来ました。 1枚は椎名林檎「加爾基 精液 栗ノ花」(パソコンでなかなかカルキのルの字が探せず他のページからコピペしてしまった)。超話題盤、ってとこかな。 もう1枚はsketch showの「tronika」。こっちはそこそこ話題? まだ1回ずつしか聴いてません。だからまぁたいした感想じゃないですが。 林檎嬢の方…シングルでもそうでしたがアルバム全体もやっぱりあまりロック色は強くない。こういう路線に行ったんですね。私はこっちも好きですけど。従来の林檎好きにはどうなんでしょうね。ちょっと疑問ていう人もいるかも。 とにかく凝ってますね、サウンドが。この井上雨迩(「うに」と読むらしい)さんて人は何者なんでしょうね。アレンジやったりベース弾いたりしてるみたいですが。 印象に残った曲は、「やっつけ仕事」と「葬列」。別バージョン「茎」もアレンジは好きだけど歌は英語が耳に馴染んでてまだ日本語はしっくり来ない感じ。 「葬列」が…怖い!!!ぞっとしました。好きだけど。 そうそう、先日の林檎嬢のイベント「実演生中継 賣笑エクスタシー」というライブに、当ページではおなじみ?斎藤ネコさんと仲間達(笑)が出演されたそうです。 弦のコンマスにネコかるの栄田さん、ビオラ首席に山田さん、そしてネコかるライブにも登場したイエノミーカルテットや、H君が発起人ののらねこ合奏団までも! ひぇぇ。それを知ってたら申し込んだのになぁ。でもこれからWOWOWでも見れるしDVDも出るらしいので。これは見ないと。 それと、「迷彩」という曲のPVに斎藤ネコさんご出演!! 画面真ん中で必死にお皿をナイフでこすってる方がネコさんです(笑) すごーい。今CDショップでもこのPV流していますね。ぜひご覧下さい。 化粧してるネコさんなかなかカッコイイです(笑)怪しくて。 さて。お次がスケッチの新譜。tronika。 こないだラジオ聴いてたら、「ekot」をかけてるのに曲紹介が「トロイカ」… tronikaって曲もないし、アルバム名としても間違ってるじゃないかー!バカバカー!ekotは曲を知ってたから良かったけど。きちんと紹介してよね。 えー、tronikaは、ジャケットも白っぽくてね。彼らは今、北の方の音楽にハマってるらしく。去年のトークイベントの時にも、北へ行きますと言ってました。 このミニアルバムは見事に北っぽい寒そうな音楽ですねー。 このシャリシャリ、サクサクした感じが。 もうちょっと早く出れば良かったのにね。冬に似合う音楽ですよ。もう花粉飛ぶって頃じゃちょっと遅いなぁ。今日もあったかかったし… 2曲目の「chronograph」、ラジオで聴いた時オヤジっぽいなぁ〜と思いました。 北国で雪かきとか頑張ってるオヤジですよ(笑)オヤジはツライ…でも負けないぞ!みたいな(笑)どうもそういう風に聞こえます… これらの曲のコーネリアスミックスも入ってます。 コーネリアスらしい。曲が少し若返ってます(笑) うーんなかなか素晴らしい2枚です。じっくり聴こうっと。 それと合わせて今日は図書館でもCD借りちゃった。 エルビス・コステロのベストと、スティービー・ワンダーの「トーキング・ブック」。 コステロはI wanna be lovedが聴きたかったので。それだけのために。 いや他のも聴いてみますけど。Everyday I write the bookも好き。 そしてトーキング・ブックは、You've got it bad girlが聴きたかった。 だいぶ前に、このページで書いたのですが、大昔、スウィング・アウト・シスターがFMにゲストで出ていて、その時かけたスティービーの曲を探してて。「バッド・ガール」じゃなかったかなーと思っていて、こないだFMでYou've got it bad girlがかかって、うっすら聞き覚えがあり…やっぱりコレだったみたいです。 スッキリしました。このアルバムまた再発されたみたいですね。ラジオで今泉けいこさんが特集してました。 今日はそんなところです。あーお腹へった。 - 斎藤ネコカルテット Live - 2003年02月14日(金) 2003年初のネコかるライブ〜!しかし私は今日も仕事。 しかも金曜日で、自分だけすぐにあがることが出来ないのです… それでも吉祥寺には8時前に着いたかな。すでに演奏は始まっていましたが、まだ1曲目でした。 これはこないだモルゴーアのアンコールでやったアイン・カッツェン。友達からメールがあって席をとっていてくれてたのですが、まあこの曲が終わってから座ろう…と思って立って聴いていたら。いつまでたっても終わらない!このままずーっとアドリブが続くのだろうか、と訳もわからぬまま見守っていました。 なんだかいろんな曲が出て来たような。アドリブは面白いけどあんまり長いのもなんだな〜(^ ^; やっと曲が終わると、ネコさんが「この曲だけで1時間もたせたかったけどやっぱり無理でした」とか言ってて(笑)うーん、それは聴く方にとってもかなりツライでしょう(笑) そうそう、今日のパジャマは…パジャマじゃなくて、カンフー着というのかな??中国風の。チャイナドレスの男版みたいな。生地もそんな感じでしたよ、ツルツルして光沢があって。4人それぞれ色が違う。藤森さんは赤いのを着てたのですが、ネコさんが藤森さんに、「それ似合いますね〜、じゃあ今度奥さんとのデュオの時はそれで」なんて言っていた(笑)向山さんは確かにチャイナドレス似会いそう!髪はアップにしてね。 ネコさんは、椎名林檎のシングルに入ってる「迷彩」にバイオリンで参加してて、なんとPVにも出演してるんですが、その裏話も面白かった。詳しくは書けませんがスゴかったらしいです。やっぱネコさんのパワーは凄い!バイオリンの演奏にもそれがよく表れてますが。さすが芸術家ですね。観たいなぁ、PV。ちなみにPVではバイオリンは弾いてなくて、食材を切り刻んだりしているらしい…? さて、やっと2曲目。なんだっけ。あ、あれだ、「モスボール」という超難曲。 何度か聴いてるんだけどどこが1拍目だか何だか全然わかりません、私には。 これは最後まで弾いたんだっけ…もう何が何だか分からなくなって覚えてないや(^ ^; スイマセン。 これだけでも結構いい時間になってしまい、たった2曲だけで休憩に。 今日はバレンタインデーで金曜日、ということのためかお客さんは少なめでした。 第2部、まずネコかるが「黒い蟻の生活」を演奏。もう、1部のグダグダをそのまま引きずってる感じで(笑)またアドリブに突入したのですが、この曲がト短調ということで、ネコさんはト短調の曲を必死に探して弾いて、そのうち客席に聞いたりして。お客さんが飛び入りでメロディを弾いたりね。ネコかるらしいですね。 この曲の最後だったかな、ネコかるではもうすっかりおなじみの(笑)H君登場。 ネコさんのアドリブを真似したりして笑いとってました。 曲の終わりで、終わるタイミングをH君に合わせようと他のネコかるメンバーが彼を優しく?見たそうなのですが、それを見ててネコさんが「俺の時は絶対そんな風に見てくれない!」と悔しがっていました(笑) お次はいよいよゲストの児島啓介さんが登場。児島さんは、年末のネコかる忘年会ライブに飛び入り参加された歌手の方です。それも、ちょうどネコかるの前の時間帯に南青山マンダラに出演されていて、「出ない?」とネコさんに言われて出ちゃったという…軽いノリですねぇ。それが縁で今日のライブにもゲスト出演。 前回同様、今日もギター弾き語りです。こないだは私は席がステージから離れていて、児島さんの顔がほとんど見えませんでしたが、今日はよく見えた。背が高くてなかなかカッコイイ。ちょっと外国人ぽい顔立ち。 ここでいったんネコかるは退場、舞台には児島さんとH君が残された。 H君を少しご紹介しますと、彼はW大学の学生さんで、最初はネコかるのコピーをするカルテットとして飛び入り出演しましたが、最近では「のらねこ合奏団」というのを結成しネコさんに指導を受けてライブをやったりして頑張っています。 その「のらねこ合奏団」の練習に、児島さんが来た事があったそうで。いきさつを忘れちゃったけど、多分歌の伴奏の練習をするために呼んだんじゃないかと思います… そんな関係で、まずは2人だけで演奏。曲名は「枝豆の歌」。。。なんでも岐阜でBEANS FESTAなるイベントがあったらしい。 岐阜は枝豆の出荷額が日本一だそうです。これがホントの豆知識。(うまくない) そのイベントのために作った曲、ごく短い曲でしたがなかなかセンスありますね!「パーフェクト」の発音が結構ツボでした(笑) H君と児島さんのやりとりも楽しかったです。キャラがかぶる2人だそうです、見た目はまるで違いますけど(笑) 次に、そののらねこの練習の時にもやった曲を再現。児島さんの歌に、その場で弦のアレンジをつけるというレッスンだったようですね。 H君と、イエノミーカルテットの2人、そしてチェロは藤森さんが弾きました。 伴奏、ちょっとあやしかったけど(笑)なんとか完奏。 なんか他にもいろいろやったような気がするんだけど忘れちゃったなぁ。 H君が頑張っていて、MCで笑いもとってて、素晴らしい成長ぶりでした。 ゲストの児島さんがちょっとかすんでしまいました(^ ^; そしてH君は去り、やっと本格的なゲストコーナー。 曲名が分からないのですが何曲か歌ってくれました。 ネコさんが、知らないコードがたくさん出て来てアレンジ大変だったとおっしゃってました。スティーリー・ダンがフォークやったらこんな感じだよ、なんて。 曲は確かにカッコよかったです。歌い方と歌詞はストレートで、清々しい。 私はノリのいい曲が好きだな。ギターがイイんですよ。 MCではあまりしゃべらない方らしく、ネコさんにいじめられてました(笑) ネコさん、男性にはやっぱり厳しいんですね(笑) 児島さんはSMAPにも歌を提供したらしいですよ。「STOP」という曲だそうで。 これから本格的にデビューするそうです。頑張って欲しいですね。 一度さがってゲストのアンコール…というところで、すでに11時近かったので、帰らせて頂きました。これは最後まで聴いたら電車がなくなるかも、と思って。 翌日も仕事だしね〜。んも〜今日はアドリブが多すぎました! - 死と乙女〜ロマンティックなバレンタイン前夜 - 2003年02月13日(木) 今日は、杜のホールはしもとにて、「奥様のためのコンサート」の第2回、「死と乙女〜ロマンティックなバレンタイン前夜」というコンサートを聴きました。 企画とトークがN響オーボエ首席奏者の茂木大輔さん。演奏はロータス・カルテット、初めて聴きます。女性4人のカルテットということで…珍しいですね。第2バイオリンの藤森彩さんはなんとチェロの藤森亮一さんの妹さん!ビックリしました。すごいな〜、音楽一家。お顔が似てるという噂を聞き、チラシの写真を見て一応見当をつけ(笑)いざ会場へ。 今日も前回同様、父と一緒に行きました。父はカルテットを聴くのはすごく久し振りらしい。仕事の関係でピアノの演奏を聴くことの方が多いらしく。私が聴くのは弦ばっかり。たまにはピアノも聴きたいけど…特に好きなピアニストいないしなぁ。ホロヴィッツさんが生きてたら聴きたかった。あ、映画「シャイン」の人、ヘルフゴッドですか。あの方も聴いてみたいな。 さて、開演15分前ぐらいにホールに到着。ところが…ガラガラです。 開演時間になっても会場が半分も埋まってない!あら〜さびしい。 後ろを振り返っても誰もいない…前回はほぼ満員だったのになぁ。 プログラムが少し地味だったんですかね。残念。もっとがんばって人集めて欲しいですね、せっかくやるんだから。 まぁ観る側としては構いませんが、やる側がねぇ。悲しくなっちゃうんじゃないかと…それにこのシリーズがこれでプッツリ途絶えちゃったらこっちも悲しい!!うーむ。ずっと観ようと思ってるのに。 そして開演。茂木さんとロータス・カルテットが登場。 茂木さん、「集客は50名だそうですがこうして見るとなかなか迫力がありますね」だって(^ ^; いや50ってことはないと思いますよ、もうちょっといたんじゃないかなぁ。70ぐらいは(^ ^; ロータス・カルテット、藤森彩さんは…予想は当たってました(笑)小柄でキレイな方です。目が大きくて。皆さん黒い衣装でシックです。 茂木さんのトークはお客の人数には関係なく快調でした(笑) お話聴いてると研究熱心というか知識の豊富な方です、茂木さん。 それともクラシックの演奏家ならこれぐらいは当然知ってるんでしょうか… はじめに、今日最後まで聴き終わった時には、カルテットの可能性の大きさにどなたも驚かれると思います、とおっしゃってました。 まず1曲目はハイドンの「皇帝」。 有名だと思うんですが…初めて聴きます(^ ^; 弦楽四重奏曲の基本的な構造、最初と最後の楽章がテンポが早くて、間にゆっくりなのとワルツ、というとても分かりやすい解説(笑)なるほど。 ひとつのテーマがいろいろに変奏されていくことや、第2楽章がドイツ国歌になっていることなどが説明されてから、いよいよ演奏。 ロータス・カルテットの演奏、とても美しい!女性らしいといいますか。明るくて軽やかで。女性ばかりというのもなかなか華やかでいいもんですね!…ってオヤジのような意見ですが(笑) 聴いていてとても心地よかったです。優しく柔らかい響きで。 この曲の次に、茂木さんならではのコーナー、「音楽史の絵はがきコーナー」。 いろんな作曲家の弦楽四重奏曲をちょっとずつ演奏していきます。 モーツァルト、ベートーベン、メンデルスゾーン、シューマン、ドボルザーク、ドビュッシー、ラベル、バルトーク、ストラビンスキー、そして日本人作曲家のもありました(名前忘れました)最後はビートルズの「イエスタデイ」。 茂木さん自身が好きな曲を選んでいるらしく、思い入れたっぷりな解説で。 メンデルスゾーンに感動してしまった。ユダヤ人だったんですね、知らなかった。それとドボルザークの「アメリカ」。ちゃんと聴いたことがないんですが今度聴いてみます。これは聴かなきゃね、あまりにも有名ですからね。 ドビュッシーやラベルは、やっぱりイイな〜好きだな〜と思ったし、バルトークやストラビンスキーは、変わってるなー、モルゴーアっぽいなぁとか思ったり(笑) とても楽しかったです。演奏する方は大変だったと思いますけどね、たくさんの曲を少しずつやるのは。これは聴けて良かったな。来て良かった。私のようなクラシック初心者にはとてもありがたいコーナーでした。 とここまでやって休憩、すでに8時半頃でした。スゴイ…しゃべりすぎたんでしょうか(笑) 最後にシューベルトの「死と乙女」。曲の解説が終わると茂木さんはそのままステージから客席へ降りて、空いている席に座って鑑賞されていました。 ロータス・カルテット、熱演でした。 長い曲で、終わったのは9時半近く!聴く方もちょっと疲れてしまいました(^ ^; 拍手がなりやみませんでしたが、時間も時間なのでアンコールはなし。茂木さんが「バイバイ」と手を振って、時計を指さすポーズ(笑) という感じで、今日も楽しく勉強になるコンサートでした。 いろんな作曲家の弦楽四重奏曲を聴いてみたくなりました。 でもそういえば…タイトルにある、バレンタインのことは一言も出て来なかった気が。まあいいか。 -
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