ゼンマイ仕掛け
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「問題です。原形質の成分の80%は?」 「水」
「残りは?」 「え、残り〜? ええと、タンパク質」 「ピンポン。それから?」
「……脂肪」 「すごーい。他は?」
「………」 「………?」
「夢のかけら」
いいね、それ! でも正解は核酸でした。
彼が読んでいる小説の、次の巻を音読しようというかわいいイタズラ。 わずか1行で、ピシャリ! おでこを軽くたたかれた。 笑いながら抗議する私。
「なっ、なにすんだ!」 「緊急停止スイッチだから」
爽やかに彼が言ったのでした。
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