接骨院 |
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2006年09月29日(金) |
去年まで私が行ってる学校には不登校の生徒はいなかった。 規模が小さい学校だけど、それでも今時【不登校=ゼロ】っていう学校はないと思われる。 でも今年は3人の不登校の生徒がいる。 みんな1年生だ。 1年生の担任の先生は妥協を許さない厳しい熱血38歳男の先生だ。 とても賢くとにかく頭がきれる。 彼は英語の教師で私はいつも彼と一緒に授業をする。 彼の指導力は目を見張るものがあり、学習姿勢が全くダラダラだった3年生が今ではすっかり変わって大きな声で発音し、学習するようになった。 英語力も今まで出会った先生の中で一番だ。 生徒達の英語力をどんどん引き出す術を持っている。 私もいつのまにか生徒になった気分で 「へぇ〜そうなんや。」と発見することもあるくらい。(ぉぃ でも 彼のクラスで3人の不登校がいるのも事実。 「俺のクラスは最後には誰もいなくなってしまうのでは・・・。」 彼は不正は許さない。 人を馬鹿にしたような言動や自分勝手な行動に対してはコテンパンに叱る。 それが人前であろうと、どこであろうと同じ。 彼の言っていることは正しい。 誰が見ても正しい。 でもそれについていけない生徒もいる。 女の子に差別発言のようなことを繰り返し、それを怒られ 「先生に怒られるのが怖いから学校に行かない。」 夏休みの宿題が全部できていなくて 「先生に怒られるのが怖いから学校に行かない。」 彼らは弱いのか? それとも教師が強いのか? その担任は本当に生徒のことを良く見ている。 そして良いところも悪いところも的確に把握しているようだ。 だから生徒をべた褒めしたり、本当にズケズケと悪いところを指摘する。 自分の悪いところを指摘されてそれを受け止め良い方向に持っていくことが出来る生徒と 自分の弱点を直視することが出来ず、逃げたり、何かのせいにして自分では何もせず他に助けを求める生徒。 後者は教師の言葉を「助言」として受け止めるまでに心が育っていない生徒。 ということは、彼の指導は生徒の実態にあっていないのか? そんなことも理由の一つなのかも。 生徒が弱いとか強いとかではなく、受け止める心に育っているか、まだ育っていないか。 それには個人差がある。 だから教師は通りいっぺんの同じ指導をしてはいけない。 そういうことを考えると本当に教育とは難しいものだと思う。 |
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