実習 |
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2004年05月31日(月) |
昨日の日記を受けて掲示板で同じエンピツの日記作家のamiさんと話していたらあることをココに書きたくなった。 このご時世一人16万円弱の修学旅行の負担はかなり大きい。 うちの学校でも払えない家庭の子がいる。 家庭の事情で隣町に引っ越すことになったのが去年の冬。 しかし中学二年生の途中で引っ越すのは不憫ということで、転校は次の年にという話だった。 しか〜〜し、小さな小さな町で保育園から小学校、中学校と仲良くしてきた友達と一緒に修学旅行に行きた〜〜〜い!! という我が子のために転校させないで、越境通学。 毎日子どもを車で送り迎え。 お金は払えないが、子どもは修学旅行に行かせてやりたい。 町民ではないが町の負担を受けたい。 そういうのって身勝手?? 私が親ならどうするだろう。 その子の親がそうしたように、家庭を犠牲にして行かせる。 子どもによく説明して諦めさせる。 私なら、修学旅行に行かせるのなら何としても働いてお金を入れるのではないか。 実はその子はうちの近くのアパートに住んでいる。(爆) ガンガンカーステを鳴らしながら改造車に乗って帰ってくるお兄さん。 派手なお母さん。 仕事は夜らしい。 お父さんは離婚されていていないようだ。 見る限り、今までに16万、何とかなったんじゃないか?と思われる。 急にカナダに行く事が決まったわけではない。 だからこそちょっと考える。 もし本当にお金に困っているのだったら。 新しい学校に転校させて気分を一新させ、難しい年頃だからいろいろあるだろうが、それはこれからの人生のほんの一部で、一緒に乗り越えて、新しい人間関係を作って前向きに生活させたい。 後1年で高校へ行けばバラバラになるんだし。 そして、もしこれから余裕が出来てお金がたまったらそれで堂々を海外旅行でもさせてやる。 これは当事者じゃないから思う事かしら。 |
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修学旅行 |
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2004年05月22日(土) |
ゴールデンウイークが始まった。 私は29日から5日まで休み。 30日に私が以前勤めていた学校の先生と逢った。 まだ22歳だった私は彼女の人柄がとても好きだった。 教師としての指導力も。 女性としての気遣いも。 母としての我が子への愛も。 それから何よりも何事へも前向きな姿。 私と同じ学年を組む事はなかったけど、仲良くしてくださってお宅にお邪魔してご飯をご馳走になったり悩みを聞いてもらったりした。 本当に素敵な女性だった。 いつしか私はいつかあの先生のような女性になりたいと思っていた。 だから同僚としての彼女だがいつも「先生」と呼んでしまう。 そこを離れてからも何度か連絡を取り、彼女のお陰で小学校で二年間英語専科で働くことができた。 今回は、旦那さまがこちらに単身赴任でいらっしゃるので来たついでに私に逢いたいと言うメールがきた。 一緒に街を繰り出し家具を見たり素敵なお茶屋さんで葛餅と抹茶を飲んだりした。 「先生が私に逢った時は何歳だったんですか?」 「う〜ん。30代後半かな。」 「え?じゃほとんど私の今くらいってことですね。」 何となくショックだった。 あの時私が憧れた先生の年齢に私はもうなっている。 私がどんな教師になったのだろうか。 私はどんな女性になったのだろうか。 私はどんな母親になり どんな人生を送っているのだろうか。 私はそんなことを考えながらずっとご一緒していた。 ふとしたことで私は自分の子どもの話をした。 「私は母にこんなことを言われたわ。子どものことを悪くいうんじゃありません。その子どもを育てたのはあなたですってね。」 また先生に教えられた。 今彼女は54歳。 まだまだ教えてもらう事はたくさんありそうだ。 なかなかいいゴールデンウィークの幕開け。 |
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