きっと どこかで
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2007年10月30日(火) 劇団四季ミュージカル「夢から醒めた夢」(その2)

先日の日記で、ミュージカルの題名の漢字を間違えていました。「夢から醒めた夢」というのが正しい題名です。

詳しい事は、公式サイトを見ていただければいいのでURLを貼っておきますね。

劇団四季 ステージガイド

前回のキャッツ同様に、開演前に、客席に役者さんが登場して、ちょっとしたパフォーマンスをしていました。すぐ近くまで役者さんが来ていてびっくり、という感じなんですよ。

また、前回のキャッツの時には、劇の途中でも、何回か役者さんが客席に下りてきて、なんと、私のすぐ近くのところまできたのです。(なんだかハッピーな気分でしたね。ちょっと得した気分。)

今回のは、開演前のステージパフォーマンスでそれがあり、手品みたいなのもあり、変わった楽器の演奏もあり、それだけでも十分楽しめました。

夢の中で、いろいろ考えさせられるシーンは、死んでしまった人が天国へ旅たつ飛行機に乗るために待っている空港のシーンですね。

天国へ行けるのは、白いパスポートを持っている人だけ。グレーのパスポートを持っている人は、生前に、よくないことをした人たち。

そして、白いパスポートを持っている人達は、劇の上では、様々な国の子供達でした。戦争の犠牲になった子供、災害の犠牲になった子供・・。何の罪もないのに、大人達の都合で、死ななければいけなかった子供達ということでしょうか。今でもまだ続くテロなど考えると、胸が痛みます。

戦争やテロのない世の中になればいいなあ、と思いますね。でも、私は無理だと思っています。日本は戦争放棄を宣言しています。日本から戦争を仕掛けることは、行わないと思います。でも、外国から攻めて来られたらどうしますか?黙ってやられるだけですか?それに対しての守りは必要と思います。その為に、自衛隊があるのです。また、国内テロもあります。それに対抗できる装備を持っているのも、自衛隊だけです。テロに無防備だと、妙な集団に国を乗っ取られる可能性もあるのです。それは避けた方がいいと思うのです。

グレーのパスポートを持っていたのは、劇の中では4人だったと思います。一人は、やくざ者。一人は、暴走族。一人は、働きすぎ男。一人は、いじめ自殺した男の子。

最近のいじめの深刻さをあらわしているもので、この、いじめ自殺の男の子にグレーのパスポートが与えられていたということにも、胸が痛みました。

でも、自殺はいけないことなんですよね。ということを、考えさせられました。この場面、ユウには、心当たりがあるのか、ちょっと落ち着かない様子でした。ユウは、いじめられたりはしていないはずだけど?ちょっと人と変わったところのある子だから、なかなか周囲に理解してもらえずに、苦労してはいるんだろうと思うんだけど。

家庭をかえりみる事なく働いて、働きすぎてポックリいった男、それもグレーなのかな?今の日本の働き盛りと言われている男性は、ほとんどこれに近いんじゃないかな。そうじゃないのは、一部の恵まれた職場にいる人くらい。我が家も例にもれず、働きすぎ夫を持つ家庭です。男性がもっと家庭の家事や育児に参加できる状態になればいいなあと思います。どうしてそんなに働かなければならないのか、私にはわかりません。他の人がやっているから、というなら、他の皆も含めて、国全体、社会全体で、働きすぎ男をなくすようにしてほしいと思います。

暴走族男、これは悪いよね。だけど、真面目なライダーだっているはず。暴走族になってしまうのは、何か、今の社会で普通にしていて、満たされないものを持った人達なんじゃないかなと思います。これも、本人だけが悪いとも言い切れないんじゃないかと思ったりします。

やくざ男については、やくざの世界のことはよくわからないので何とも言えませんが、例えば、やくざな稼業しか、生きる道がなかった人もいるんじゃないかと思ったりしましたね。

さて、主人公のポコはなぜそんな空港にいたのかと言うと、幽霊さん(マコ)と入れ替わったからなのですが、マコがなぜ幽霊になりさまよっていたかというと、母一人、子一人で生きてきて、急な事故死で、悲しんでいるお母さんに、きちんとお別れをいいたいというもので、ここも、涙をさそう場面でした。

娘が母親より先に亡くなるのはほんとに悲しいものらしいです。私自身は、母親を亡くしていますが、これも悲しいものでしたが、母親は、娘より早くなくなるのが、自然の流れなのですよね。でも、他の人より早いなあと思うと、悲しくなります。今でも、もし母が生きていてくれたら、と思うこととか、母親の事を思い出す事とか結構ありますね。

ストーリーについての私の感想はこんなところです。そんな感じで、気楽な気持ちで観に行ったミュージカルでしたが、いろいろ考えさせられるストーリーになっているなあと思いました。

歌は、キャッツに比べると少なめ?劇の最初は遊園地の場面から始まったのですが、そこでも、いろいろな舞台パフォーマンスがあって、曲芸もどきのものもありました。

また、劇団四季のミュージカルがあったら観たいなと思いました。


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2007年10月12日(金) 劇団四季ミュージカル「夢から覚めた夢」(その1)

劇団四季ミュージカル「夢から覚めた夢」が、地元高松サンポートホールであったので、子供達と一緒に観に行ってきました。(8月の話ですが)

劇団四季のミュージカルについては、それこそ、私が大学生時代の話になりますが、サークルの後輩が、その頃、「キャッツ」を観に行った、という話をしていて、「すごくよかった!」という話をしていたのをずっと覚えていたのでした。それで、今年の2月に、東京出張の時に、「キャッツ」を観たのでした。キャッツ専用ホールで、観たのですが、よかったです。歌も劇も踊りも、洗練されている感じでした。

それで、地元で、劇団四季のミュージカルがあるという話だったので、行くこととしました。ストーリーについては、よく知らない話だったのですが、原作が赤川次郎さんということで、この作家の話は、学生時代によく読んでいたので、面白い話なんだろうくらいにしか思っていなかったのですが、面白いだけでなく、平和についてとか、いじめについてとか等々いろいろ考えさせられる内容だったし、また、感動もあったり、もちろん、ユーモアもあったり、歌も踊りも一流でよかったです。

子供にも分かりやすい内容だったので、どちらかというと、子供達に観てもらいたい内容のミュージカルだなと思いました。サンポートホール大ホールにはなかなか行く機会がなく、今回初めて行きました。(小ホールの方では、子供のピアノコンサートがよくあり、何度か行った事はあったのですが。)

今日、職場の事務所があるビルのエレベーター内で、あまり知らない女性に声をかけられ、同じ建物内の違う団体の職員さんとのこと。このミュージカルを観に行っていて、その時に私を見かけたとのことでした。こっちは全然知らなかったので、びっくりしました。いやあ、以外と人っていろんなところで見られているもんなんですねえ〜。

ミュージカルの内容などについては、また後で書きます。


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