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2005年11月01日(火)   Iのこと。その1  

I のこと。
18の時に知り合って、20歳のときに結婚。
当時、I は、33歳。
13歳という年の開きがあったけれど
Iの精神年齢が若かったのか、ワタシが老けてたのか
あまり年齢差を感じることは無かった。

唯一、感じたことといえば、
昔なつかしの歌とかアニメとかの特番を見たとき。
ワタシが生まれる前の物を沢山知っていたりして。
ワタシよりも、両親と話せる共通の話題があったりして。
そんな時だけだったと思う。

結婚生活は、思ったよりも長く続かなかった。
別に取り立てて仲が悪いわけでもなかったけれど。
3年目の冬を迎えるとき。
世の中が新世紀を迎えるとき。
私たちは別れた。

切り出したのはワタシからだった。
いろんな原因とか。理由とかあったけれど。
結局、今になって思うと。
ワタシの根性が足りなかったからかもしれないし。
Iの努力が足りなかったからかもしれない。

別れて、私が29になるまでの数年間。
ワタシに彼氏が出来たり。
遊ぶ友達が出来たり。
何回か疎遠になりつつあるときもあったけれど。
ダラダラと一緒にすごす時間が続いた。

彼氏が出来たことも知っていて。
何故か彼氏もIの存在を知っていて。
公認二股という妙な時期もあった。

彼氏と別れようと思ったときもあった。
Iのところへ戻ろうと思ったときもあった。
けれど結局、ぬるい環境に甘えてしまっていた。

彼氏とも、結婚の話題が出始めたところで、
だんだんと距離を置くようになり、結局別れた。
嫌いだったわけじゃないけれど。
結婚を意識できる相手ではなかったというのもあるし。
Iを完全に切ることができなかった私は、
他の誰かと一生を共にするつもりなど到底なれなかった。


確かに、一緒にすごした数年間。
一番ワタシを理解していた相手であるし
一緒に居てとても楽だった。
其れでも、此の先如何なるのか、という考えがだんだんと膨らみだした。
そして、ついに、Iとワタシの関係は何だろう?と言うところに達した。

付き合っている、様に思えるけれども
彼氏・彼女の関係とは違って。
かといって、旦那・妻の立場でもない。
一番しっくり来るのは、家族のような雰囲気。

ワタシはだんだんと友達が出来。
其れなりに好きな人も出来たりして。
Iとのダラダラとした時間をすごすことが少なくなっていった。






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